吉本興業の島田紳助司会者が、女性マネージャーを殴ってケガをさせたとして、傷害の疑いで書類送検されました。傷害の疑いで大阪地検に書類を送られたのは、吉本興業の島田紳助司会者(48)です。TBSでニュースを見ていたら、「島田紳助容疑者」じゃなくって「島田紳助司会者」と言ってるんです。もう腹をかかえて笑いましたよ。思わぬところに「稲垣吾郎メンバー」のお友達がいたものである。
調べによりますと、島田司会者は先月25日、大阪市内のテレビ局で、番組の収録前に文化人を担当している40歳の女性マネージャーの頭を殴り、首のねんざなど、全治1週間のケガをさせた疑いが持たれています。
島田司会者は、先月30日の警察の聴取に「態度が悪いから殴った」と話し、容疑を認めているということです。
■「稲垣メンバー」とか「島田司会者」とか…いったいどんな配慮なんだよ。彼らが所属するジャニーズ事務所・吉本興業はいずれも大手だ。圧力とかをかけるのだろうか…「島田容疑者だとイメージダウンなんで、やめてください」って。それに屈しているとすれば、テレビ局はなんとも情けないが。
■テレビ局として、どういう呼称をつけるのか迷ったのだろう…「島田芸人」とかじゃダメだし。でも「島田司会者」はないよなぁ。
■ちなみに、テレビ朝日も「島田紳助司会者」、日本テレビは「島田紳助さん」、フジテレビは「島田紳助容疑者」…らしい。タレントだからって差別するのはおかしく、フジは正しい。
■にしても、「100%僕が悪い」という「男泣き」のおかげで、紳助は世間的にはすっかり許されている感がある。やっぱ「涙は男の武器」ですね。
■こういったのを薄めるために、ちょっと前のゲンダイ…
■紳助 ウソ泣きと軽々しい謝罪で逃げ切る空恐ろしさ (日刊ゲンダイ,2004年10月29日)
この暴力男がここまで平謝りするとかえって不気味に感じる。最近の紳助の傲慢さはだれもが指摘する。日本テレビ系の4本をはじめ、合計8本のヒット番組を抱える紳助はここ数年、有頂天になっていた。明石家さんまとともに吉本の屋台骨を支える紳助は局内ではわが物顔で、多くのスタッフを引き連れてふんぞり返っていたのは有名だ。ま、「暴走族上がり」ってのは余計だけども、島田容疑者のいいかげんな言動を聞いていると、この強い不信感は当然だと思う。10日で禊(みそぎ)は終わるってんじゃぁ、納得はできませんよね。
また、事件を起こしたのも今回が初めてではない。2年前のW杯の時に大阪・伊丹空港でボランティアをしていた男性に「ハロー、紳助さん」と声を掛けられたのに腹を立て「ハローやと!」と激怒して壁を蹴飛ばして警察が駆け付ける騒ぎも起こした。すぐカッとなる本性をムキ出しにしたのだ。
そんな紳助がわずか10日間謹慎するだけで、テレビ局もスンナリ受け入れているのだ。
「10日間なら8本のレギュラーへの影響を最小限に抑えられる。それと11月初めまでなら年末年始の特番の収録にも影響が出ない。紳助はテレビ局と相談してベストの選択をしたのです。反省のカケラも感じられない」(放送関係者)
テレビ局は暴走族上がりのこんな男をいつまで使い続ける気か。
■今村忠「続いた『謝罪会見』、紳助のはパフォーマンス?」(サンスポ10/01,コラム甘口辛口)
紳助は「無礼な態度が許せない」と、吉本興業の女性マネジャーを楽屋に呼び頭をつかんでイスに座らせ、平手で1発頭を叩いたという。ところが、告訴状によると、げんこつで殴り、さらに顔面にツバも吐いたというから驚く。それが真実なら、まさに人格が疑われる行為で、おごりもきわまれりの感がある。同コラムで今村は、「お涙ちょうだいのパフォーマンス的な感じもして腹立たしくもあった」と締めくくっている。まさにそのとおりだと思う。でも、そのパフォーマンスがきいてるからねぇ…早期に「反省」を見せることで、同情をかうことに成功した。やはり「男泣き」には注意をしたい。
会見では涙を流し「100%悪い」と認めた。それならばマスコミにではなく、何よりもまず被害者である女性に誠心誠意、謝罪すべきだろう。女性の方が事実関係の食い違いを理由に拒んでいるようだが、「何とか会って謝罪するように努力する。マスコミには、その後に話したい」というのが筋ではないか。
■「紳助にツバかけられた」被害女性民事訴訟も(スポーツ報知10月30日)
◆「100%は紳助さん悪くない」ナイナイが擁護ナイナイのラジオは好きなのでだいたい聞いているが、岡村の意見にはトンチンカンなものが多い。今回もまったく賛同できない。
お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(34)と矢部浩之(33)は29日未明、ニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜・深夜1時)で同じ吉本興業所属の紳助の暴行事件について触れた。
岡村は「手を出したということは、よっぽどのことがあったんやと思う。100%は紳助さんが悪いとは思わない」と先輩を擁護。
被害女性が電話取材を受けていたことには納得がいかない様子で「これは吉本内のお家騒動。お恥ずかしい話ですよ。紳助さんが吉本やめると言ったら、打撃を受けるのは吉本。紳助さんは不動産屋で食っていけるから」と続けた。
■「島田司会者」はレギュラー8本を抱える売れっ子。吉本に対する影響力を持っていると思っていたからこそ、紳助はこういう行為に出たのである。それゆえに、吉本は厳格な処罰をしなければが求められる。大打撃を受けるのは吉本、だから、それを内部で隠蔽しろというのか。そんな悪しき体質は変えていくべきだ。
■ま、芸能界にいる者が批判できないのは当然だ。紳助はすぐに帰ってくるわけで、怖くてできないのだろう。誰もが「よほどのことがあったのだろう」とお茶を濁している。
■女性マネージャーはアメリカナイズされおり、ズバズバと物を言う…よくトラブルがあったという噂がある…とか、そんな紳助を免罪するための、女性バッシングはやめるべきだ。
■楽屋という二人きりの空間で、男性に怒鳴られる…これだけでも女性は恐怖を感じるだろう。さらに、紳助自身も「記憶がない」と言うほど激高し、暴力をふるってくるわけだから、女性の恐怖は計り知れない。
■もしこれが若い男性マネージャーだったら、同じことをやっていたか? また、そこには女性蔑視があったんじゃないかという疑念も消え去らない。
告訴状によると、紳助は女性に対し「態度が悪い」と激高。紳助の楽屋に引きずりこみ、女性の名刺をくしゃくしゃにして投げ捨て、頭部をげんこつで4〜5発殴打。さらに髪の毛をつかんで壁に打ちつけ、女性のリュックとバッグを奪って投げ捨てたうえ踏みつけ、そのリュックで女性の左頭部をなぐり、顔面につばを吐いたという。告訴した女性は異常だ…という人がいるけども、食い違いがあるのなら、裁判ではっきりさせればいい。どちらかが嘘をついているのは間違いないのだから。
しかし、紳助は28日の会見で「1回平手でひっぱたいた」と釈明しており、双方の主張には大きな食い違いがある。告訴状には、紳助の暴力によって曲げられた女性のメガネや、破壊された所持品などが証拠としてあげられている。
■傷害容疑で書類送検された紳助はすでにタレント生命を絶たれている (日刊ゲンダイ11/8)
問題はこれを受けたメディアのトンチンカンさである。「自粛延期」とか「復帰は年明けにズレ込みそう」といった大甘報道のオンパレードなのだが、紳助はそんな簡単には復帰できない。
もっとも引っかかるのが事件の悪質性だ。
「今回、紳助がやったことは女性を監禁して髪をつかんで殴って、さらにツバまで吐きかけた非道な内容です。しかも、当初彼は“平手で一発”といっていたけど、被害者がコブシで4、5発と語るなどウソまでバレてしまった。これだけの事件なのに1、2カ月での復帰はあり得ない」(放送ジャーナリスト)
この事件で怒っているのは実は番組のスポンサーである。ある外食産業の会社には消費者から紳助の番組のスポンサーになっていることに対する抗議が殺到したといわれ、とんだトバッチリに怒り心頭である。
紳助のレギュラー番組は8本。収録済みの番組については紳助の出演部分をカットし、今後の収録については代役を立てるなどの形で番組は放送される。どこも“カムバック待ち”の構えなのだが、スポンサーが出演に“待った”をかける可能性が大きい。
テレビ局にも出演させづらい状況がある。各局は収録日のテロップを入れて放送したが、「なぜ紳助は普段通り出ているのか」という苦情が相次いだというのだ。
「今の状況ではカムバックは早くて来年4月以降でしょう。8本あるレギュラーのうち、紳助がメーン司会の番組がそれまで存続できるかも疑問です」(事情通)
消長、交代の激しい業界で、紳助の人気タレントとしての道は断たれたといっていい。
■紳助を擁護するタレントたちの見え透いた魂胆 (日刊ゲンダイ11/11)
紳助自身が一番「ありがた迷惑」と思っているのではないか。若手芸人やお笑いタレントから発せられる「紳助擁護」のコメントだ。「マネジャーが悪い」「紳助は悪くない」などの発言が相次いでいる。
真っ先に反応したのは吉本興業の後輩・ナイナイの岡村隆史。「手を出したということはよっぽどのことがあったんやと思う」と言えば、ラサール石井も「(マネジャーは)日本古来の“なぁなぁ”の文化が理解できない人」と援護した。おすぎや出川哲朗、そして美川憲一まで「(暴力を振るわれた)相手も悪い」とシャシャリ出てきた。
「こういう連中は、超売れっ子に少しでも恩を売り、“復帰後”はオコボレにあずかろうとの魂胆でしょうが、事態はまるで逆に進行している。周りが紳助を擁護すればするほど、被害者の態度は硬化し、紳助の復帰は遅れるばかりなのです」(事情通)
事実、テレビで出川の「(紳助さんは)理不尽なことで怒る人じゃない」との発言を聞いた被害者の女性マネジャーの親が卒倒。マネジャーの怒りは頂点に達しているという。
「擁護発言に一番頭を抱えているのは紳助のはずです。“百パーセント自分が悪い”と涙まで流して謝ったのに、周りが相手を怒らせている。“オレのことはほっといて”が紳助の素直な心境でしょう」(テレビ関係者)
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