2004年11月7日日曜日

西武、プロ野球撤退

■<西武ライオンズ>売却し、プロ野球から撤退へ コクド(毎日新聞)
 西武鉄道グループの司令塔的企業「コクド」(本社・東京都渋谷区、三上豊社長)は、子会社のプロ野球球団、西武ライオンズ(埼玉県所沢市)を売却し、プロ野球から撤退する方針であることが6日分かった。主力のレジャー事業の不振に加え、西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載問題に端を発した西武鉄道株の急落で財務体質の悪化が進行。また有価証券報告書訂正前にコクドが企業に売却した西武鉄道株の買い戻し請求もこれから相次ぐと見られ、球団売却を含め抜本的なリストラが不可避と判断したとみられる。
 西武ライオンズはコクドの100%子会社で資本金は1億円。コクドは200億〜250億円程度の売却額を提示している模様で、すでにプロ野球参入を表明したライブドアなどに打診を始めている。西武鉄道の旅客確保のため、本拠地の西武ドーム(所沢市)の継続使用が条件になるとみられる。ただ、売却情報を得た関係者からは高額すぎるとの声が出ており、交渉は難航する可能性もある。交渉がまとまらない場合は、来季も「西武ライオンズ」として引き続き運営する方向だ。
 「経営体力が無い」とみなされたライブドアに、赤字球団を押し付けるってんだから、何でもありだよな。

■テレビ朝日が買収すればいいじゃないか。日本シリーズで、さんざん西武びいきしやがって、といまだに私は引きずっているのです。

■こういうのがあると、つくづく選手会がストライキをしたのは正解だったと思うなぁ。1リーグ制を阻止され、堤の思惑もはずれた。

■西武球団の売却、ライブドアなどに打診(サンスポ)
◆ダイエーとは大きな違い…受け皿や観客動員数

 西武の球団売却話は、ダイエー本社が産業再生機構に支援要請し、足元がふらついているダイエーと大きな違いがある。
 ダイエーに対しては、既に情報通信大手のソフトバンクが買収に名乗りを上げている。本拠地福岡ドームを所有する米投資会社コロニー・キャピタルとダイエー本社との「秘密契約」が問題視されているが、受け皿があることは大きい。
 しかし、西武は違う。球団経営にかかわれば毎年数十億円の赤字が見込まれることに加え、売却希望価格が高額なため、買収交渉は難航するとみられている。しかも、ダイエーは今季も307万人の観客動員を記録したのに対し、西武は約165万人。西武ドームで行われた日本シリーズでも圧倒的に中日ファンが多いという不人気ぶりだ。福岡のみならず、九州の地に密着しているダイエーとは集客力で圧倒的な差がある。 西武は売却先が見つからなければ、来季も球団経営を続けると報道されている。しかし、再来年以降は未定だ。80年代から90年代前半にかけて黄金時代を築き、高年俸選手をずらりと並べた西武が今、時代の波にのみ込まれようとしている。
 


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