2004年11月15日月曜日

紀宮&黒田慶樹・結婚

■紀宮さんが結婚するらしい。ほんと、おめでとうございます…というのが感想。でも…これから到来するであろう「皇室マンセー」に先んじて、遺憾の意を表明しておきます。

■紀宮さまと黒田さん、メールで愛育む 秋篠宮さまが仲介(朝日新聞)
「あんな思慮深い女性は初めてです」。紀宮(のりのみや)さま(35)と婚約が内定した東京都職員黒田慶樹(よしき)さん(39)は、久しぶりに再会した時の印象をそう語っていた。黒田さんは、10年以上前から結婚相手として名前が挙がっていた。頻繁には会えない環境の中で、電子メールや秋篠宮さまに託した手紙などで互いの思いを育ててきた。
 ほら、出てきましたよ。メールというのが現代っぽくて親しみを感じる…とかコメントしろってか。

■「ザ・ワイド」(日本テレビ)とか、すごく熱心にやるんだろうなぁ。で、マッチョ草野仁おかかえのコメンテーターたちが、しょーもないコメントをするんでしょう。

■「さわやか交際」が話題になるのは結構だけども、正直に言えよって感じだよなぁ。ここからは失言になるけども(笑)、紀宮さんが結婚できないだろうって世間では決め付けてたし(だから「めでたい!」「黒田さん、よくぞ結婚してくれた!」って気持ちもあんのか?)、黒田さんってのが結婚できなかった(しなかった?)のも、あの顔やしぐさを見て「何となくわかるわぁ」とか勝手に言ってるんですけどね。

■でも、メディアによれば、黒田さんってのが、すっげー「人格者」なんだな。「よくそんな男性を周囲の女は放っておいたなぁ…」とか皮肉の一つや二つ聞こえてきそうなもの。

■ま、「晩婚化についてどう思うか?」「意中の人はいるか?」などなど「早く結婚しろよ」圧力をさんざんマスコミに圧力かけられて、紀宮さんには同情するけどね。

■偶然にも、今年の流行語大賞に「負け犬/負け犬の遠吠え」(酒井順子によれば、30代以上・未婚・子ナシは「負け犬」だそうな)がノミネートされた。紀宮さんへの配慮からボツになるだろうと予想したけど(嘘)、これで受賞にむけてハードルはなくなったわけだ。

 これまで候補者は何人も浮かんだ。しかし、「これまでは宮さまがどうしても胸に飛び込みたいとまで気持ちを動かされるには至らなかった」と、ある関係者は振り返る。
 すげー。候補者は何人もいたんだって…紀宮さんが拒絶してたんですってよ。さすが、宮家の「負け犬」は毛並みが違うね。


■朝日新聞/社説「婚約内定―紀宮さま、おめでとう」
 紀宮さまと黒田さんはともに30代での婚約となるが、いまでは珍しいことではない。むしろ時代の流れを感じる人が多いのではないか。

 紀宮さまは結婚について「私なりの足並みで、また私なりの形を探していけたらと思っています」「長い将来にかかわる事柄ですので、事を急ぐだけでなく大切に考えたい」と語ったことがある。
 でも今朝、某テレビで、これで晩婚化・未婚化に好影響を与えるとか言ってて、私は呆れたばかりだけどね。

■産経新聞/社説「紀宮さま婚約へ 皇室への理解深める機に」
 しかし、紀宮さまは黒田さんと新しい家庭を築くことを決断され、両陛下も快く送り出されることになった。このことは、ややもすると家庭というものを軽視しがちな現代日本の風潮の中で、さわやかな決断として国民の目に映ることだろう。

 紀宮さまは、日本の伝統文化がいわば凝縮されている皇室で育たれた。その良き理解者であることは、記者会見でのお言葉のはしばしにも表れていた。ご結婚後は、そうした伝統を大切にした素晴らしいご家庭を作っていただきたい。

 また皇族を離れて、一般社会に入られることで、さまざまな機会をとらえて国民と皇室との橋渡しの役目を果たされることを期待したい。

 そうしたことで、このところ何かと薄れがちな国民の皇室に対する理解が再び深まるものと確信する。
 そうかぁ?この「皇室マンセー」を見てると、私から皇室の存在が離れていくばかりなのだが。

■ついで言っておくと、産経的な「日本の伝統文化」を大切にしたら、ますます理解しがたい存在になると思いますよ。ま、それはそれでいいことかもしれないが。


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