2004年10月20日水曜日

橋田信介:保険金支払い拒否

イラクで死亡の橋田信介さん AIUが保険金支払い拒否(産経新聞)
 今年五月、イラクで襲撃され死亡したフリージャーナリスト、橋田信介さん=当時(61)=の妻、幸子さん(51)と長男の大介さん(22)が、信介さんの加入していた海外傷害普通保険の死亡保険金一千万円の支払いをAIU保険(アメリカ・ニューヨーク)が拒否したのは不当だとして、支払いを求める民事訴訟を東京地裁に起こしていることが分かった。
 十九日、東京地裁(柴田寛之裁判長)であった第一回口頭弁論で、AIU保険側の代理人弁護士は争う姿勢を見せ、「旅行地域が約款の免責事由にある『武力行使の状況下』あるいは『武装反乱の状況下』にあたる」などと主張した。
 幸子さんは提訴について、「『戦闘地域』を理由にした支払い拒否を裁判所が認めれば、小泉純一郎首相やアメリカのブッシュ大統領の『戦闘は終結した』との認識が誤りになる。イラクはフリーで取材に行く人たちにとってますます入りにくくなっており、この裁判で問題意識が高まり、応援する形になればと思った」と話している。
 常識的に考えれば、「武力行使の状況下」であるし、「武装反乱の状況下」だ。しかし、政治的にはそうではない。この裁判は、イラクの現状をすっかり忘れかけている日本人への問題提起なのかもしれない。ちなみに…イラクでの米軍死者は1100人を突破したようだ。

■橋田さんのことなら、あの人に聞け…ってわけで、「勝谷誠彦の××な日々。」(2004/10/20)
 湾岸戦争でもカンボジアの時も保険をかけようとすれば戦争保険しかなかった。目の玉が飛び出るような掛け金がいるのである。ところが今回「まあ一応」と講談社の総務を通じて申し込んだ保険は易々とかかったではないか。何故か。「イラクは非戦闘地域である」と日本国首相が言って下さっているからである。護送船団で財務省の乳母日傘の下にある保険会社としてはよもや首相の発言には背けないからである。ではなぜAIUは支払いを許否したのか。そりゃあ外資だからでしょう。黄色い猿の親玉が何と言おうと知ったことじゃないからでしょう。民主党国会議員諸君。ぜひこの橋田家への保険金不払い問題を国会の場で追求してほしい。これは王手飛車とりである。あくまでも「非戦闘地域」だと言うならば日本でのAIUの営業の許認可権を持つ政府にきちんと行政指導させて橋田家に保険金を払わせたまえ。それができないというならば小泉純一郎が再三再四に渡って嘘をついていたということの証明に他ならない。ボディブローにダウン寸前の卑劣狗政権倒閣のために橋田信介が天から送った爆弾を活かすのだ!
 爆弾を投げろ…とおっしゃっています。


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