2004年10月23日土曜日

脱北者は犯罪者?

韓国入り脱北者の10.7%、前科者(中央日報)
2000年から今年6月末にわたって韓国入りした北朝鮮脱出者4080人のうち10.7%にあたる436人が、北朝鮮と中国など海外に滞在していた当時、犯罪を犯した前科を持っていることが分かった。

統一部が21日、国会・統一外交通商委員会所属の野党ハンナラ・李成權(イ・ソングォン)議員に提出した国政監査資料によると、犯罪の類型は▽殺人10人▽人身売買23人▽強かん・強盗・窃盗151人▽麻薬の密売・服用10人▽暴力98人▽公金横領21人など。こうした前科内容は、韓国入りの際、関係機関が合同で行なった尋問で、確認されたもの。

入国した後、2カ月間にわたって教育を受けるハナ院(京畿道安城市、脱北者の定着支援施設)で生活する途中、発生した暴力・公務執行の妨害などの犯罪件数も、この5年間で110件にのぼる。また、韓国内に定着した後発生した犯罪も、2000年39件から01年54件、02年89件、03年53件へと増加傾向にあり、4年間で総235件が発生した。
 これはすごいな…まぁ、貧困からおかした犯罪ってのもあるだろうけども。

■言われてみれば、北朝鮮で暮らせなくなった要因は「生活苦」や「政治犯」だけとは考えにくいんだよな。逃亡先として韓国を選んでいるとしても、何ら不思議ではない。尋問で明らかになったのがこれだけあるってことは、じゃぁ、明らかにされてない部分もあるわけだ。韓国としては、北朝鮮に犯罪歴を問い合わせるわけにもいかないだろうし、厄介な問題だ。

■しかし、こういったデータによって、他の脱北者に対する風当たりが強くなるだろうなぁ。「脱北者=犯罪者予備軍」みたいな感じでさ(日本にも「中国人=犯罪者DNA」と言った人がいたけども)。


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