米財務省は十三日、八月の財政赤字が四百十一億三千六百万ドルとなり、残り一カ月となった二〇〇四年度(〇三年十月−〇四年九月)の十一カ月間累計の財政赤字が四千三百六十九億一千三百万ドル(約四十八兆円)になったと発表した。イラク関連支出の増加や大型減税実施が赤字拡大の要因だ。いい指標がでてきたぞ。「減税で景気が回復した」ってのは疑わしい。ってか、イラク戦争やテロ対策費って、そもそも必要な経費だったのか?
九月が昨年同月と同水準の黒字額(約二百六十二億ドル)を計上した場合でも、〇四年度の赤字額が昨年度記録した三千七百四十二億ドルを更新し過去最大となるのは確実。八月の赤字額は、歳出減で前年同月の七百六十五億八千七百万ドルを大きく下回った。
財政赤字は、米大統領選の大きな争点の一つとなっている。民主党の大統領候補ケリー上院議員が「赤字はブッシュ大統領の経済失政の証拠。ブッシュ政権の減税は、高所得者優遇だ」と批判。ブッシュ氏は「減税で景気が回復した。赤字は、イラク戦争と国内でのテロ対策強化のための支出増加によるものだ」と反論している。
0 件のコメント:
コメントを投稿