売春は人類歴史上最も古い職業のうちの一つだが、徹底して軽蔑されてきた。聖書は創世記からヨハネの黙示録にいたるまで、売春婦とその客を幾度も戒めている。「あなたの娘に遊女のすることをさせて汚してはならない。あなたの土地をそれによって汚し、恥ずべきことで満たしてはならない。」(レビ記19章29節)「約3ヵ月して、ユダに『あなたの嫁のタマルが売春をし、そのうえ、お聞きください、その売春によってみごもっているのです』と告げる者があった。そこでユダは言った。『あの女を引き出して、焼き殺せ』」(創世記38章24節)
性売買を取り締まる法律は時代や国ごとに異なる。オランダは2001年に性売買を合法化し、売春婦は所得税を払う勤労者になった。今年から性売買を合法化したベルギーでは年間税収入が5700万ドル増えるものと予想している。イスラム国家において性売買は死刑に処せられる犯罪だ。一部の国家は違法と規定しながらも、特定区域を定め、その区域内で行われる性売買は警察が目をつぶる政策をとっている。
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英誌「エコノミスト」は「自由社会で成人男女が相互の同意のもとで性を売買したならば合法的な商業取引とみなすべき」との見方を一貫してとっている。エコノミスト最新号の社説には「他人を害さない限り、自分の体を含め、好きなものを売り買いできるようにすべきだ。性売買は汚いビジネスだが、国家が干渉するべきことではない」と書かれている。韓国の新聞がこうした論調で社説を書いた日には、女性団体から大目玉を食らう覚悟が必要だろう。
「自由社会で成人男女が相互の同意のもとで性を売買したならば合法的な商業取引とみなすべき」か?それだけで大きな論争になる。
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