●最初は「スト反対」だったのに
プロ野球の再編問題でシダックスのパ・リーグ参入をぶち上げる一方で、まな弟子である古田敦也選手会長のプロ野球機構との折衝手腕には、「古田は頭のいい男。彼が会長でなかったら、経営者側とまともな交渉はできなかっただろう」などとほめまくったり。まるで球界のご意見番気取りだ。
「選手会のスト決行について最初は『契約違反だ』などと反対の立場だったのが、いざ世論が古田支持に傾くと、『古田だからストができた』と手のひらを返す始末。またシダックス参入案は、古巣・阪神の久万俊二郎オーナーから一笑に付されている。要はマスコミにもてはやされているのがうれしいだけ。実のあることは何も言っていない」(野球担当記者)
さらに、私生活では山崎拓・首相補佐官の元愛人・山田かな子さんとの“二股不倫”を写真誌にすっぱ抜かれた。
「野村監督は否定しているけど、証拠がそろっているから、沙知代夫人に弁明のしようがない。今では口もきいてもらえない状態といいます」(芸能リポーター)
●ブランド好きな月見草
1935年、京都府生まれ。父親を日中戦争で亡くし、中学時代から荷車押しや牛乳配達などのアルバイトをしながら峰山高に進学。54年、南海ホークスにテスト生として入団。65年、戦後初の三冠王。70年、監督就任。その後、ロッテ、西武へと移籍。90年、ヤクルトの監督となり、92年にID野球を駆使してリーグ優勝。翌年には日本一に。98年オフ、ヤクルトを退団し、99年に阪神の監督となる。01年、沙知代夫人の脱税問題により辞任。03年からシダックスのGM兼監督。
「貧困の中からはい上がった自分を『野に咲く月見草』にたとえています。でも、実際はブランド好きで何より権威に弱い。口ではアンチ巨人と叫んでいるけど、息子のカツノリの巨人入団が決まると、舌鋒が鈍くなりました」(スポーツジャーナリストの織田淳太郎氏)
2004年10月1日金曜日
野村克也
この人物のオモテとウラ 野村克也(日刊ゲンダイ)
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