2004年7月7日水曜日

最驚ガッツ伝説

ガッツ石松/監修 鈴木佑季/監修 EXCITING編集部/編『最驚! ガッツ伝説』 光文社


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■「ガッツ伝説」真相本発売(スポーツニッポン)
 ベース弾き語りアーティストはなわ(27)がお笑いのネタにしていることで注目を集めているガッツ石松(55)が、ネタにされた数々の迷言や失敗について、真相を語り、その全容が単行本化されることになった。「最驚(さいきょう)!ガッツ伝説」で、光文社が8日に発売する。にわかに信じがたいガッツ伝説は、本当なのか?

 光文社の担当編集者は「ガッツ伝説の真偽を知りたくて、単行本化を計画した」と話す。「まさか、そんなに迷言や失敗を繰り返すはずがないだろう」と思っていたが、本人に話を聞いたところ、すべて本当だったという。

 伝説の1つは、相模女子大(神奈川)をずっと「女性力士の養成所」と思っていたという話。それを編集者が本人に問いただしたところ、返ってきた答えは「だって、これ、相撲(すもう)と読むでしょう。えっ、この字じゃない!?」。サイン色紙に堂々と「ガッツ右松」と書いたという伝説もあるが、これも本当であることが確認された。

 編集者は「ガッツさんの取材中にも伝説は生まれました」と振り返る。東京・新宿の高層ホテルの50階の一室で取材していたところ、その部屋の窓をふいている若い女性をガッツが発見。すると、窓まで突進し「がんばれよぉ!」と手を振りながら応援。「女性はおびえていました…」(編集者)

 パスポート申請の際、書類の性別(SEX)欄に「週1」と書いたのも実話。この本では60の伝説の検証を行っているほか、浅草キッドらガッツのファンたちの“ガッツ賛歌”や、本人の青春時代や家族の写真も掲載している。はなわが先月30日に発売したCD「伝説の男〜ビバ・ガッツ〜」は、オリコンの次回チャートで9位にランクインすることが確実に。本人監修による“伝説本”もヒットを狙う。
 ガッツ石松に便乗してきた はなわ に逆便乗し、よい相乗効果を生み出している。これは長井秀和・さとう珠緒に似ている現象だ。

■小ネタ
・鈴木佑季はガッツの愛娘(ガッツの本名は鈴木有二)。「娘がやるっていうからさ、まあ、少しでも(娘の)名前が世に出るんであればOK牧場ということ」…らしい
・「亀を英語で?」の質問に「スッポン!」と絶叫し、「世界の三大珍味はトリュフとフォアグラと何?」に「キャタピラ!」と答えた…らしい。
・「太陽は右から昇る」と信じて疑わない。
・『鯉のエサ 百円』って書いてあったので、ガッツは百円玉投げ込んだんだらしい。

■「ガッツ伝説」と言えば、こんなのもありましたねぇ…「はなわ、芸風パクった嘉門達夫に謝罪」(日刊スポーツ2004/01/10)
 ベース漫談で人気のはなわ(27)が、歌手嘉門達夫(44)の作品と同テーマの歌を日本テレビ「エンタの神様」(土曜午後10時)で歌っていたことについて、嘉門に謝罪していたことが9日、分かった。ガッツ石松(54)の奇想天外な言動をモチーフにした「ガッツ伝説」で、嘉門が作詞・作曲して02年6月にリリースした「ガッツ石松伝説」に似た内容だった。はなわは嘉門のHP掲示板で「どうもすみませんでした」などと自分自身で書き込んだ。

 「佐賀県」のヒットで紅白に出場したはなわ。騒動はその出場決定直前に起きていた。

 はなわは「突然失礼します」とタイトルを付けて、嘉門HPの掲示板に昨年11月21日付でメッセージを書き込んだ。「僕はベースギターで自己満足の唄を歌っている、はなわと言います」と自己紹介。「お伝えしたいことがありまして…」と切り出し「ガッツ伝説」について触れた。「僕の勉強不足で同じような歌を嘉門さんが以前歌っておられたという事実を正直全く知りませんでした。しかもタイトルまでほとんど同じことに自分でもビックリしています」と釈明した。

 はなわは10月から毎週、番組エンディング曲を兼ねて「ガッツ伝説」を歌っており、昨年最後の放送(12月6日)で「第8章」に達した。亀は英語で「スッポン」、金太郎が持っていたものは「まさかず」など、ガッツが過去に残したクイズやトーク番組での珍言などに、はなわが突っ込む形で歌にした。コーヒーを「ホワイトで」と答えたり、鎌倉幕府の出来た年を「よい国で4192年」とした発言など、嘉門の曲と共通したフレーズもあった。

 はなわの所属事務所によると、何週か歌ったところで、関係者が嘉門の歌の存在に気付き、義理を通すため嘉門のもとへ出向いたという。はなわはその経緯を「いてもたってもいられず先日、嘉門さんにお忙しい中、貴重な時間をもらいお話しさせて頂きました。嘉門さんはとてもいい方で、いろいろ今後のアドバイスまでしてもらいました」とつづった。また嘉門のレコード会社に謝罪したことを明かし「ファンの皆様にもしっかりとした形で謝罪したくこの場をお借りしました…どうもすみませんでした」と書き込んだ。

 嘉門の事務所によると、はなわが頭を下げると嘉門は「ガッツさんのネタだから、おれに謝ることないよ」と、怒る様子もなく楽しそうに語りかけたという。ネット上で「パクリでは?」と論争もあったが、和やかムードで一件落着となったようだ。



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