2004年7月19日月曜日

死者にムチ打つ韓国の特異性?

■産経新聞/社説「“反日法”拡大修正 過去を蒸し返す韓国政治」
 韓国がまだ“親日派糾弾”をやっている。三月に国会で成立した「親日反民族行為真相究明特別法」をめぐり、糾弾の範囲を拡大するため早くも修正案が国会に提出されたのだ。国会多数派の与党ウリ党が主導しているだけに修正は確実という。日本統治時代(一九一〇−四五年)にかかわる過去をあらためて暴く法律だが、二十一世紀の今、なぜ親日派問題なのか。
 来年は日本統治が終わってから六十年になる。日本支配に積極的に協力した“親日派”とされる人たちはすでに大半が故人だ。「死者」に対しムチを打つ韓国政治の特異性にあらためて驚くが、韓国社会では「親日派」という言葉は今なお「売国奴」とか「民族的裏切り者」という極端に否定的な意味を持つ。これまたよその国には見られない特異な点だ
 韓国は日本から解放された直後、いったんは特別法によって「親日派」に対する弾劾裁判と処罰が行われた。しかし国家運営上、人材確保の必要性などから処罰は徹底されなかった。このため以前からその時々の野党や反政府派などは「民族的正義」を掲げ、この問題を政治的批判に利用してきた。
 近年、左派や革新系の影響が広がる韓国社会は極端な「過去否定」に走っており、それが親日派問題でも保守勢力に対するあらたな非難、糾弾の動きになっている。法案推進者たちは「民族の教訓として過去の過ちを正確に知り、歴史に残そうとするもので現在の日韓関係とは別だ」と説明する。その限りでは国内問題だが、一方でこれまでの日本との関係をどう評価するかなど、関心を持たざるをえない。
 たとえば一九六五年、日本との国交正常化に踏み切った故朴正煕大統領について、日本統治時代に日本軍将校の過去があったとして糾弾の対象に含めるという。過去の経歴を非難することでその後の業績を否定的に見る意図がうかがわれる。また現在、野党指導者の故朴大統領の長女、朴槿恵さんへの政治的嫌がらせも考えられる。
 韓国では昔から過去−歴史を現在の価値観で裁きそれを政治的に利用する傾向がある。歴史問題を政治的に扱うというのは日本との教科書問題でも明らかだ。歴史が政治的に歪曲されはしないか気になるところだ。

■「死者」に対しムチを打つ韓国政治の特異性にあらためて驚く…だってさ。ありがたいお言葉が出ましたよ。ようするに、自分たちを正当化したいだけなんですがね。


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