1回表・カゴメ。1回裏・JAL――。米テキサス州で14日(日本時間)に行われた米大リーグオールスターゲームで、中継映像で最も目立つバックネット下の広告スペースを、1回から9回まで日本企業が独占した。もっとも、これは、日本向けの衛星中継の画像を加工した「バーチャル広告」で、実物のバックネット下は無地の壁。イチローや松井秀喜の出場で日本での注目度も高まったことから、「日本の視聴者限定」の映像だった。
米国の放送関係者が日本向けの中継映像として送る段階で、広告を「はめ込み合成」した。特殊技術を使い、選手やボールはそのまま映った。加工できるのは投球時のバックスクリーン側カメラの映像だけで、別のカメラの映像になると無地の壁が映った。
カゴメ、日本航空(JAL)、イオン、ブラザー工業、マスターカード、ジャックスの6社が、各回の表裏ごとに交代で登場した。ある企業の担当者は「実際の看板を作らなくても、世界的な注目の舞台に、限られた時間とはいえ効率的な予算で広告が出せる意味は大きい」と話す。
担当した広告会社などによると、こうした「バーチャル広告」は90年代後半に米国で登場、スポーツ中継などで使われているが、日本向けの大リーグオールスターでは今年が初めてという。日本では複数の球場でバックネット下に回転式の広告看板があるが、バーチャル広告はまだ少ない。
■日本向けの広告が多くて、気恥ずかしい思いをしたが、こういうことだったのか。まぁ、確かに効率的かもしれない。
■裏を返せば、MLBにとって、それだけ日本はおいしい市場になっているということだろう。毎年、メジャーに2〜3名の日本人を登場させるってきまりになってきてるんだろうね。それによって、本来なら「オールスター選手」ではない日本人プレイヤーが出場してしまうことだろう。日本人にとってはありがたいことかもしれないが、アメリカ人にとってはどうだろうか?
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