2004年6月11日金曜日

小泉首相のForever Love(X JAPAN)

■消えぬ小泉首相のイラク電撃訪問説=与党内にも「行くなら今しかない」(時事通信)
 小泉純一郎首相がイラク南部サマワを電撃訪問し、復興支援活動中の陸上自衛隊を激励するとの説が依然消えない。首相自身は明確に否定しているものの、自民党内にはなお「7月の参院選前に行くならこの時期しかない」(幹部)と、現在開催中の米シーアイランド・サミット(主要国首脳会議)の帰途に訪問するといった観測が絶えない。
 またまた「サプライズ」狙いか。自衛隊を「戦闘地域」に派遣しておいて、政治利用までしますか。これまで、小泉総理の姑息な手段に国民はだまされてきたわけだが、さすがにこれは反感を買うだけではないか。
■出生率が過去最低の1・29、年金改革法“誤算”(読売新聞)
 厚生労働省がまとめた2003年の人口動態統計で、1人の女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率)は、過去最低の1・29となることが9日、明らかになった。
 2002年の1・32を大きく下回り、少子化は予測を上回るスピードで進行している。先進国の中でも最も低い水準であり、政府は事態を深刻に受け止めている。成立したばかりの年金改革関連法の前提にも狂いが生じることになり、大きな論議を呼びそうだ。
 政府は2002年1月に公表した人口推計(中位推計)で、将来の合計特殊出生率が「2007年に1・306で底を打ち、その後は1・39まで回復する」と予測していた。2003年については、前年と同じ1・32にとどまると想定していた。
 今国会で成立した年金改革関連法は、この中位推計をもとに、将来人口を算出し、給付や負担などの財政見通しを計算している。しかし、2003年の実績値が早くも予測値を下回ったことで、同法の前提に狂いが生じ、将来の年金財政が厳しくなるのは必至だ。
 なにを今さら…という感じだが。厚生省が出してる合計特殊出生率の推計ってものは当たったためしがなく、甘い推計に基づいた試算の問題性は早くから指摘され続けてきた。これが与党の言う「百年安心」「抜本改革」ですか。
■にしても、合計特殊出生率…どこまで下がるんだろうね。いよいよ高齢社会が到来するわけだが、政治家が持っている社会経済システムのヴィジョンがどうも見えてこない。参院選では年金だけじゃなくって、それを語って欲しい。この国はいったいどうなってしまうんだ。「憂国」「愛国」とか言ってる「痛い」人たちに是非考えてもらいテーマだ。え?中国を侵略すれば問題ないって?
■そう言えば、自民党が愛国心を煽るCMを流しているが、あれはどうかと思う。しかもBGMはX JAPANForever Loveだ。「♪もう独りで歩けない時代の風が強すぎて」…って、これは今の日本の状態か。
■独りで歩けない、そういう人を支えるのが国であり、社会保障制度の役目だ。「百年安心」なんて言ってないで「抜本改革」に取り組んでもらいたい。「愛国心」を強要されても、生活やっていけなければ困りますから。愛だけじゃやってけませんわ。まぁ、「愛国心」ってのは、為政者にとっては便利なんだよなぁ。北朝鮮やアメリカを見ればそれがよくわかる。


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