2004年6月4日金曜日

井上喜一

■長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件をめぐり、井上喜一 防災担当相が変なことを言っているらしい…
「しかも(加害児童は)女ですからな。女の子だからね。これは従来の考え方をある意味で覆すことになる。男がなんか無茶をやって、ということはあったかも分からんけど、女の子(の事件)は初めてじゃないですか。今まであったかね。最近は男、女の差がなくなってきたんだね。まあ、元気な女性が多くなってきたということですかな、総じて、どこの社会も。」
 犯罪によって、男女の差はなくなったなぁ…と感慨深げに語っている。そんなこと言ってると、「ジェンダーフリー」に発狂してる産経新聞に叱られるよ。…しかも、このおじいちゃん、いつの時代の話をしているんですか。「従来の考え方」っていったい何世代前のはなし?そういう話は石原慎太郎にでも聞かせてあげてよ。

■スーパーフリーの事件の際、「集団レイプをする人は、まだ元気があっていいんじゃないですかね。まだ正常に近い」と放言したのが太田誠一(前衆議院議員…落選しちゃった)だが、この発言も「殺人する人は元気がある」と言っている印象が残る。軽率という非難は当然だが、まぁ「スーフリ、元気があってよろしい」発言と比べれば、「失言」ですまされそうな感じもする。

■「防災担当相」といえば、前任者の鴻池祥肇も「(加害者の)親なんか市中引き回しの上、打ち首にすればいい」(2003年7月、長崎児童殺害事件)って言ってたな。「防災担当大臣」には、なにか暴言を吐かなければいけない決まりでもあるのか。「暴言担当大臣」も大変だなぁ…なにせ政治生命が賭かっている。


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