荒木&井端 竜1、2番コンビおぜん立て
節目のゲームを勝ってお祝いだ。中日のチームリーダー、立浪和義内野手(34)が29日の広島戦(福井)で通算2000試合出場を迎える。記念すべき試合に燃えるのは荒木雅博内野手(26)と井端弘和内野手(29)の今やセ界ナンバーワンの1、2番コンビ。2人で勝利へのおぜん立てを整え、3番に主役を任せる意気込みだ。
福井、岐阜で広島戦
首位を独走する中日の快進撃を支えているのは、間違いなくこの3人だ。荒木と井端が塁に出て、立浪が返す。6連勝中、何度、この場面にファンは熱狂し、相手チームはうなだれただろう。
勝利のカギを握る男が29日、節目の日を迎える。立浪が中日では高木守道、木俣達彦以来3人目となる通算2000試合出場を達成するのだ。
「知ってます。絶対に勝たないとね。勝つことが何よりも好きな人だから。タツさんを喜ばせたい」
荒木が泣かせる言葉を吐いた。荒木が入団した96年、立浪は今の荒木と同じ年齢。バリバリの主軸として、そのシーズンに1000試合出場を達成している。「あのころから立浪さんは迫力があったし、もうベテランって感じだった。オレは26歳になってもぺーぺーだなって、立浪さんに言われたんですよ」と荒木は笑う。
イメージはいつまでも若手。しかし、残している数字は荒木が今や中日には欠かせない選手に成長したことを物語る。フル出場して3割を超える打率、セ・リーグトップの盗塁数。リーグ最高のリードオフマンとして、井端とともに立浪にチャンスを供給している。
最強トリオ
特にこの6連勝中、3人の成績は際立つ。3人がヒットを打たなかった試合は1度もない。荒木と井端が得点を挙げなかった試合もなく、立浪が打点を記録しなかった試合もない。チーム総得点(44)の実に4割以上の18得点を荒木と井端が入れ、12点打点を立浪が挙げている。
思いは井端も同じ。「ぼくや荒木が塁に出れば、3番の立浪さん、4番の孝介(福留)が必ず何とかしてくれる。このいい流れをずっと続けていきたい」と闘志をみなぎらせる。
得点圏打率5割を超えるリーディングヒッターを支える恐怖の1、2番コンビが健在な限り、チームの快進撃は終わらない。
いや、まったく最強トリオだよ。これで福留が好調になればいいのだが。2000試合出場…是非、勝利で花を添えて欲しい。
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