2004年4月16日金曜日

安田純平・渡辺修孝/菅直人・やるやる詐欺

■安田純平さんと渡辺修孝さんという人が拉致されたらしい。やれやれ。しかも、「人間の盾」に志願したというのだから筋金入りだ。

■…と思っていたら、前に拉致され人質にされた人たちが無事バクダッドで開放された。
ジャーナリスト、郡山総一郎さん(32)=東京都杉並区
市民団体代表、今井紀明さん(18)=札幌市西区
ボランティア活動家、高遠菜穂子さん(34)=北海道千歳市

■家族が喜んでいるさまを見ると、あぁよかったなと思うものの、これからメディアがこの「迷惑者」を追いかけ回すのことはうっとうしい。あと、菅直人の「チッ!」という舌打ちが聞こえた気がする。


■今日の「産経抄」(産経新聞)
 イラクへの日本の自衛隊派遣について語られた天皇陛下のお言葉にびっくりした。正しく書けば、心をゆさぶられた。大げさに書けば、感動してしまった。十三日の午前、皇居・宮殿に招かれたチェイニー米副大統領夫妻とのご会見でのこと。
 宮内庁によると、いきさつはこうである。チェイニー氏が邦人人質事件について、「米側としてもさまざまな形で協力しており、早期解決を期待しています」と語った。そのことでは陛下は「大変心配しており、一刻も早く解放されることを願っております」と述べられた。
 大事なのはイラクでの自衛隊の役割についてである。副大統領が自衛隊を評価すると、陛下はこう述べられたという。「自衛隊は給水や医療活動など、復興支援のために派遣されたものであり、無事にイラクの人びとに貢献することを願っております」。
 なんと、陛下は自衛隊のイラク派遣が人道支援であることを明言された。彼らは戦争に行ったのではなく、復興のために赴いたことを。この問題では国内にさまざまな見方があり、論議もわいている。しかし国の象徴である天皇陛下はここにきっぱりと一つの認識をお示しになった。
 小欄の知る限りはじめてのこと、すごいことである。このご発言はサマワで苦闘中の自衛隊員にとって何よりの熱いメッセージだろう。同時に、夫や子をイラクに送りだしている家族や関係者にとって、涙のこぼれるほどありがたいことだったろう。
 陛下、よくぞおっしゃって下さいました。念のため新聞各紙を調べると朝日、読売は十三日夕刊にご発言のすべてを、毎日はなぜか自衛隊イラク派遣の部分を削ってのせている。いずれにせよ、小欄が感動したというのはそう言い過ぎではない。

 いや、言い過ぎですよ。自衛隊派遣は「米国の占領の支援のため」とか「日米同盟のため」とか立場的に天皇が言えるわけないじゃん。人質事件が起きているし、建前の「復興支援」と天皇が言うのは当たり前だ。なんて単純なんだろう。天皇が「復興支援」という「お言葉」を述べることにはすぐ感動するくせに、実際に危険をおかして復興支援している民間人には妙に冷たい。

■菅直人の今日の一言「やるやる詐欺」(菅直人ホームページより)
 昨日の党首討論については賛否両論のご意見をいただいている。小泉総理が公約した政策のうち実現した政策はほとんど無いにもかかわらず、支持率が下がらないのは、テレビで力強く「やります」と言った印象が強いからだ。まさに「やるやる詐欺」としか言えない。

 昨日も取り上げたが…菅さん、よほど気に入っているようで、まだ言っている。やれやれ、「政権交代を実現する」と言いつづけて、どれくらいの時が経っただろうか。「次の内閣」とか「民主党マニフェスト」こそ「やるやる詐欺」じゃないの?


■「やるやる詐欺」は不見識 川崎氏、菅発言を問題視(共同通信)
 自民党の川崎二郎国対副委員長は15日午前の記者会見で、民主党の菅直人代表が党首討論で年金問題に関連し、小泉純一郎首相を「やるやる詐欺だ」と批判したことについて「乱暴な言葉を繰り返し、誠に不見識だ」と述べ、衆院議院運営委員会理事会などで追及する考えを示した。
 14日の党首討論で菅氏は「首相は年金の一元化をやると言いながら、結局は20、30年後に先送りしている。やるやると言って何もやらない『やるやる詐欺』だ」と指摘。川崎氏は「党首同士が日本の将来を議論する場でこのような言葉遣いをするのは残念だ」と述べた。

 そりゃぁ、そうだ。菅直人はよほどこの「やるやる詐欺」に自信があったんでしょうね。あと、最近、民主党の影が薄いから…


■ナイナイのオールナイトニッポン…いやぁ笑った。もんたよしのりサンが登場して「鼻くそダービー」だ。ただ、もんたサンが「ハナクソ」の発言回数をカウントするだけの企画だ。もんたサンは音楽やアフリカについて真剣に語る一方、「はなくそ」というくだらないことで笑っている。そのギャップが面白い。特に「鼻くそ系」「鼻くそ的」は秀逸だ。


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