2004年4月30日金曜日

スットコドッコイ!ネクスト総理大臣・菅直人の「つぎつぎ詐欺」

■もう笑うしかないので、とことん笑ってやろう…というわけでして。
▼枝野幸男政調会長 ―記者会見で(28日)
「未納・未加入の期間がありましたのはネクスト総理の菅代表」
「ネクスト総理」って響きがおもしろい。「未納三兄弟」という格好の攻撃材料を手に入れたのに、「ネクスト総理」も「次の内閣」も、どんどん遠くなる一方だ。言うまでもなく、イギリスの「影の内閣」をパクったものだが、日本の場合、「次、次…」と言って実現していない。これはもう「やるやる詐欺」(by菅直人)よろしく、「つぎつぎ詐欺」と呼ぶべきだね。いや、これはもう、自民党を延命させる信条を持った確信犯ですよ。
▼菅直人 ―広島県呉市の街頭演説で(24日)
「未納3兄弟は、もしかしたら、4兄弟、5兄弟、6兄弟かもしれない」
ほんと、このボケは秀逸だな。「お前もやろっ!」というツッコミが欲しいのか、あるいは、「まぁ、私も兄弟なんですけどね」と後に続けるつもりだったのか、定かではない。でも、未納兄弟がたくさんいて、にぎやかな大家族でいいな。食費とか大変そうだけど…って、「台所事情は年金財源と一緒だ」って言いたかったのだろう。ほんと、宣伝上手なんだから。江角マキコを「宣伝」に利用しただけじゃ物足りなかったんだね。
▼野田佳彦・国会対策委員長 ―未納3兄弟に対して(23日)
「こういうときに使う言葉なんだと思います。 顔を洗って出直してこい、すっとこどっこい!」
それでは…お言葉に甘えて使わせてもらいます。。。
すっとこどっこい!  >民主党党首
すっとこどっこ〜い!!  >民主党党首
すっとこどっこ〜い〜!!! >民主党党首
■コホン。この「未納兄弟」という茶番劇を要約するとこういうことだ…「年金制度は国会議員や専門家ですら間違うほど複雑である」。テレビのコメンテーターたちは、雁首並べてこのことを言う。あと、「未納問題に矮小化されて、年金審議がほったらかし」とかね。とにかく、してやったり顔のそいつはそううれしそうに言ったんだ。
■菅直人の今日の一言「私の国民年金について」
(前略)
いずれにしても行政の手続き上なんらかの間違いがあった結果、共済加入により強制加入の国民年金から脱退扱いになったもの。自民党の閣僚でも同じようなケースがあるようだ。結果的に国民の皆さんに不信感を与えたことについてお詫びしたい。この様な間違いは年金が共済年金、厚生年金、国民年金とバラバラな制度であることが背景にある。やはり民主党が提案しているように一元化が望ましいことが改めて示されたともいえる。
「民主党が提案しているように一元化が望ましいことが改めて示された」と言い切ってしまった。転んでもタダでは起きない、このガッツを私も見習いたい。
 っていうか、すごい居直りだ。いやはや…他の議員が言うのは許されるんだろうけど、「お前が言うなよ!」である。
■「小泉内閣の年金未納率」は41.2%で、国民平均37.2%(2002年度)を4ポイントも上回っている…などと言われるが、国務大臣・政治家ならではの事情は確かにあって、まぁ単純比較はくだらないお遊びだと思いますよ。民主党の「次の内閣」に未納兄弟がいないのは、政権与党になることがなかったためだ。


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