あけましておめでとうございます。
この時期の僕は、だいたい「今年はがんばるぞぉ!」と言ってますね。
いや、本当に今年こそは…だ。MBAとかなら別だろうけど、文系で大学院に行くにはそれなりの覚悟が必要で、後に引けない状況になりつつあります。企業に就職することになったら、教育投資を無駄になってしまいますので。僕の場合は、しょせん大学院卒ったって、余分な勉強をしてきた奴だし。
研究者になりたい、って周りには同じ野心を持ったライバルが一杯で、非常に狭き門だ。いや、そもそも博士号まで辿りつけるかどうかもわかんない。大学院のレベルをもっと落として、そこでよい業績を残したら、コネで居座ることはできないか…なんてことも悪魔が囁くのです。まぁ、そんな甘い話はないんだろうし、こんなことを考えているようでは終わってますね…という愚痴はいいとして。
■今年は実家に帰らず、家にこもって卒論を仕上げていた。引きこもっていると「正月」ってのは実感できないんだなぁ…とつくづく思った。
■大晦日、格闘技を見た。チャンネルを頻繁に変えつつ、各局の状況をチェックしていた。PRIDEを見ていることが一番多かった。総合格闘技が好きというのもあるが、おもしろい試合が多かったという単純な理由。特に桜庭とノゲイラ弟の対決はよかった。曙×サップの試合直後に始まったというタイミングも含めて。
■「お前は『男まつり』を見ていたのか?」と聞かれると、「違います」と答えたくもなるが、じゃぁ、これが「女まつり」ならいいのかといえば、それはそれで深刻だ。オンエアで高田延彦が「お前は男だ!」と言っているシーンを確認できなかった。それを見て笑えなかったのが残念だ。いや、それよりも「お前は女だ!」と言うシーンが見てみたい。
■「この後、吉田登場」とか「桜庭登場」と言ってちっとも出てこない。フジテレビの引っ張りは本当に悪質だ。それに小池栄子がうざいというか、気持ち悪いというか。入場時、三宅アナウンサーの「本人になりきった語り」は非常に笑える。
■吉田秀彦でやはり気になるのは柔道着の「ペンタくん」だ。勝負の場に「ペンタくん」はなかろう、脱力してしまうではないか。あれで敵の戦意喪失を企むとは、なんて卑劣な奴なんだ。「ペンタくん」と書いた柔道着の奴が、真剣な顔をしているのが許せないじゃないか。お前はふざけているのか、真剣なのか、はっきりしろと言いたい。まぁ、入場曲を「おうちのリフォーム、ペンタくん♪」にしなかったので、今回だけは許してやろうか。
■TBSも「曙×ボブ・サップ」という極上のカードを用意していたため、よく引っ張った。なにせ他のカードでは数字が取れないからな。まぁ、それでも「イノキボンバイエ」よりかは魅力的な対戦があったが。
■TBSは、「曙は家族のために戦う」として、家族を前面に押し出していた。やれやれ…このての「美談」にはうんざりさせられる。家庭を持つものは誰だって「家族のため」であるはずだし、曙には十分すぎるお金があるはずではないか。結局、「父の戦っている姿を見せたい」と言っていたが、子どもたちには脂肪塊がぶざまに倒れる姿が残っただけだと思う。ちなみに、3才の子どもには「何で寝ていたの?」と聞かれたという。
■曙は入場するだけで大汗をかいて息切れしてた。こんな奴が勝てるのかと誰もが思っただろう。約3分耐えたのは僕の予想以上だった。まぁ、それでも主催者側のため息は聞こえてきたが。サップにはビックリさせる必殺技があるとTBSが報じていたので、期待したがそんなものは見れなかった。
■1分以内にローキックで倒されると思っていたが、脂肪の圧力がすごいらしく、サップにそのための間合いを取らせなかった。曙はサップをぐいぐいと追いやる。あれは相撲でもとっているつもりだったのか。まぁ、サップを押しやるとは、曙の押しはなかなかのものだ。それは認める。力士にでもなれば、幕内ぐらいには上がれるんじゃないか。
■サップは前日会見に拘束着で何も喋らないというパフォーマンスをした。自分の存在価値の高め方を誰よりも知っている。サップは本当にがんばり屋さんだ。普通に暴れたり挑発しても記事になんないから、たまには違ったことしないとね。不甲斐ない試合が続き、存在感が薄れていたので、曙との勝負はサップにとって捲土重来の絶好の機会となった。
■「イノキボンバイエ」はクソですね。何と言っても、アントニオ猪木がでしゃばり過ぎ。別に猪木のパフォーマンスなんて全くいらない。プロレスファンでもないので、藤波辰爾の引退試合なんてどうでもいい…なんだあの茶番は。そんなに笑って欲しいのか?魅力的なカードがないことに対するごまかしだろうか。明らかに「PRIDE」や「Dynamite!!」と比べると、見劣りする。
■安田忠夫…はいはい、今年も娘との美談ですね。また借金を作ってしまいました…ってコントじゃねぇかよ。負ければ自己破産と宣伝していたんで、本当に自己破産してください。
■大仁田厚が「この日本を元気にしてください」と言っていた。元気にしたければ、早々に参議院議員を引退して、有望な人間に譲ることだ。そうすれば、少しは希望が持てる。
■ヒョードルをせっかくプライドから引き抜いても、対戦相手が永田裕志ではあまりにも馬鹿げてる。もったいない…その一言に尽きる。で、1分たらずで決着。試合前、永田は「プロレスラーの技で戦いたい」みたいなことを豪語していたが、何もできなかったわけで、完全にピエロじゃないか。
■「猪木×モハメド・アリ」戦の再来っても、藤田と猪木はともかく、メイフィールドと一緒にされたアリは泣いている。
【後日メモ】
昨年大みそかに放送された第54回NHK紅白歌合戦の視聴率が2日、ビデオリサーチから発表された。前半は35.5%(関東地区、前回37.1%)、後半は45.9%(同、47.3%)だった。後半は4年連続で50%台を割り込み、二部構成になった1989年以降最低となった。 また、31日夜に放送された格闘技の「Dynamite!!」(TBS系)は19.5%、「PRIDE大晦日スペシャル」(フジテレビ系)は12.2%、「イノキボンバイエ2003」(日本テレビ系)は5.1%だった。 (時事通信) 元大相撲横綱・曙太郎とボブ・サップが対戦した大みそかのTBS「K―1プレミアムDynamite!!」が、関東地区で19・5%の視聴率を記録。過去のNHK「紅白歌合戦」の裏番組としては最高の数字。これまでは日本テレビが昭和61年に放送した「白虎隊・後編」の17・2%(昭和41年以降、午後9時以降の番組)が歴代1位だったため、17年ぶりに記録を更新した。「第54回紅白歌合戦」は、関東地区で第1部35・5%、第2部45・9%。前年に比べ、第1部が1・6ポイント、第2部が1・4ポイントの減。第2部は4年連続で50%を割り、過去最低の数字だった。 また、「三つ巴興行戦争」となったほかの格闘技大会では、フジテレビの「PRIDEスペシャル 2003 男祭り」の第2部が17.2%、第3部が8.9%で同時間帯の2位。日本テレビの「イノキボンバイエ 2003」は5.1%で4位。3位はテレビ朝日の「ビートたけしの世界はこうしてダマされた」で6.1%(数字はいずれも関東地区)だった。
■小泉首相が靖国神社に参拝した。アジアの反発がやみつきになっているせいか、毎年行くんだよな。丸投げ総理においては、この情熱を政策にも傾けて欲しいものだ。まったく何が楽しくて参拝するんだろうか、もはや意地になって参拝しているとしか思えない。今年は選挙もあるし、年初のドタバタした時期にすませておこうという魂胆か。うるさいニュースステーションやニュース23もやってないしね。
…ということで、今年もよろしくお願いします。
いや、「何を?」って聞かれても困るけど。
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