2003年11月21日金曜日

江本孟紀・天の啓示


■江本孟紀・参院議員 ―大阪府知事選・出馬表明の会見で
「18年ぶりに阪神タイガースがリーグ優勝。阪神出身の私に出馬要請をもらったのも『天の啓示』だ」

やっと阪神バカを見なくなり、だいぶ落ち着いてきた…と油断していた。そんな時に不意打ちを食らわしてきたバカが江本孟紀だ。しかも、元「スポーツ平和党」だ。「スポーツ+平和」である…これはただごとではない。
江本は、旧通産省出身の太田房江知事の府政運営を「官僚政治」と批判し、「自治体大競争時代を生き抜くためには、官僚出身知事ではだめ。選挙戦のキーワードを中央官僚知事対名もない大阪府民と位置づけて戦う」と言っているらしい。
「中央官僚知事」とレッテルを貼る…なんとも安易な「官僚バッシング」だ。アンチ・エリート主義的な手法ってのは国民に受けがいいようだが、こういったポピュリズムにはうんざりする。では、自治省出身の片山善博鳥取県知事や厚生省出身の浅野史郎宮城県知事はどうなんだ?と問いたい。
しかも、自分はちゃっかり「名もない大阪府民」ですか?「名前だけは売れているタレント議員」の間違いじゃないのか?
別に僕は太田知事を持ち上げているわけではない。大阪府政に関して無知なので何とも言えないが、太田知事に関しては良い評判は聞かない。
ちなみに、太田知事は「江本さんといえば、女性スキャンダル。こんな人が首長にふさわしいか」とさっそくネガティブキャンペーンをして、ひんしゅくをかったとか。太田知事は「前府知事の横山ノックを思い出せ!」と言いたいのだろうか?
この懸念に対して江本は「『ノックさんみたいになる』という人もいるが、失礼な話。僕は痴漢はせん。ただ、事件前のノックさんは太田知事より人気もあり、職員も元気があったと聞く。」と弁明している。
「僕は痴漢はせん」って、いったいどんなアピールなんだよ。
横山ノックのような素人が知事になって、さぞかし官僚もやりやすかったのであろう。元官僚よりも素人の方が、官僚政治がはびこる余地があるのだ。


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