2003年8月14日木曜日

清水香織:裁判

■ごぶさたしておりました。昨日、箱根から帰ってまいりました。「夏休みの中の夏休み」という感じで、集中的に遊び倒しました。これからは勉強、勉強、そして勉強…のはずである。

■それにしても、ニュースってもんを全く見なかったので、世の中の出来事にまったくついていけていない。

■そういえば、今年も「原爆の日」があった。「唯一の被爆国」というわけのわからぬ自負を持っている日本が、アメリカを支持しているという現実。北朝鮮の「脅威」にこじつけて、「専守防衛」の見直しや「核武装」までしようとしている輩が増えている。「過ちは繰り返しませんから」と言われた被爆者も、安らかに眠ってらんない。

■もうじき「8.15」がやって来る。靖国神社に多くの政治家が参拝することだろう。行きたい奴は勝手に行けばいいのであって、いちいち靖国の宣伝活動まで取り上げないで欲しい。石原慎太郎のくだらないパフォーマンスを毎年毎年見たくはないのだ。


■名誉棄損訴訟 勝訴後も脅迫数千件(毎日新聞)
インターネット掲示板「2ちゃんねる」の管理人を相手取った名誉棄損訴訟で、6月に原告の女性プロ麻雀(マージャン)士、清水香織さん(30)が勝訴した直後、同掲示板に「殺す」などと脅迫的文言を数千件書き込まれる新たな被害を受けていたことが分かった。

清水さんが所属する麻雀店のホームページ(HP)上の掲示板にも同様の書き込みが10万件以上あり、HPは閉鎖に追い込まれた。清水さんの弁護士は「これでは勝訴しても意味がない。何らかの対策が必要」と話している。

ネット上で自宅の住所を明らかにされたため、清水さんは実家に戻り、外出を避けた。被害はネット上にとどまらず、嫌がらせや脅迫まがいの電話が店に相次ぎ、清水さんは所属プロなのに店に顔を出せなくなったという。

■勝訴後の「二次被害(報復)」を恐れる被害者も多く、被害者が心配して提訴に踏み切れないという。「組織」の場合は、まだ訴訟に踏み切りやすいのかもしれないが、「個人」の場合は難しいだろう。

■嫌がらせや脅迫をされたばかりか、訴訟したことで、彼女の「整形疑惑」は世間に知られることとなり、傷口は大きくなる一方だ。このような状況から、「訴訟しなければいいのに…」という声も聞こえてきそうだが、「泣き寝入り」が最善策というのでは、あまりにもネガティブであるし、「弱い個人」をどうやって保護していくかが社会政策として求められるべきだろう。

■脅迫に対して、警察が動くだけでも、かなりの抑止効果になるんじゃなかろうか。軽いノリでやっている便乗犯が多いだろうから。


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