2003年7月17日木曜日

昭和の日

■殺害された知人は司法解剖された。絞殺だとわかっていても、刑事事件である限り、解剖して死因を確かめないといけなかったのだろう。変な男に殺された上に、体まで切り刻まれる…ろくな死に方じゃない。彼女の姉は先天的に問題を抱えており、ご両親としても、彼女に期待するところは大きかったと思う。
■殺した男は妻子持ちだったらしい。彼女を殺して「自分も死のうと思った」と言っているようだ。身勝手な動機で殺しておいて、自分は死ぬ勇気がなくて生き残ってるなんて。最初から自分も死ぬつもりなら、自分だけ死ねばいいのに。
■まぁ、これ以上このことについて触れてもしょうがないので、気分を変える。
■ミュージシャンをしている旧友に会った。CDを出したと得意げに語っていたが、どうせ売れないのだろう。「ミュージシャン」としての活動に専念するために、某有名大学を休学中らしく、彼の両親の教育投資はことごとく無駄になっている。
■ホームページを開設しているというので、訪問してみた。いかにも「ホームページ作りたてです」って感じで、あまりにも野放図なデザインだった。ミュージシャンと名乗ってる人間の掲示板は、大学の身内からの書き込みしかない。この程度で「ミュージシャン」を名乗っていいものか。むしろ「ラーメン店バイト」と名乗った方が正確のように思えた。
■ホームページには、彼が作詞したと思われる文章があった。それは、僕ならば迷わずに自主規制をするであろう、すさまじいものだった。だいたい作詞などというのは、自分だけが名作だと思い込んでいて、他人から見ればおおむね寒い。特に恋愛に関するものは、見てるこっちが恥かしくなるぐらいだ。彼は自己陶酔しているために、それに気がついていない。
■まぁ、活字だけ見てるから違和感があるのかもしれない、曲が乗っかれば、まだ何とかなるかもしれない…などと思い、曲も聴いてみた。「絶対売れない!」と思うのに30秒かからなかった。「こんなものが売れてたまるか!」と怒りさえ覚えた。チープな詞に、チープな曲が融合しても、いいものが産まれるはずがない。彼の行く末が心底心配だ。
■メジャーのオールスター…日本人は活躍できなかったね。まぁそれでも、松井秀喜が初安打、イチロー好守と騒いでるけど。長谷川滋利にいたっては、4失点だ。
■昭和天皇の誕生日である「みどりの日」を「激動の日々を経て復興をとげた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」趣旨から、「昭和の日」に改める…らしい。まぁ、高度成長期、日本の黄金時代を顧みようという「プロジェクトX」的な発想のようにも思えるが、「天皇陛下万歳」な人の立案だってのが気持ち悪い。


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