2003年6月28日土曜日

アルプスの少女ハイジのラブラブCALL…IP電話

■かなり前から気になっていたのだが、plala(ぷらら)のIP電話の広告(http://heidi.plala.or.jp/)はどこかおかしい。『アルプスの少女ハイジ』のキャラクターのセリフに違和感を覚える。ハイジは言うのだ…「IP電話ってなぁに?」「おしえて〜IPフォン〜」と。ハイジ、どうしちまったんだ。お前にいったい何があったんだよ。いったい、いつから「IP電話」に興味を持つような人間になっちまったんだよ。
■いつもなら「おしえて〜おじいさん〜」なのだが、今回はかなり事情が違う。「おしえて〜IPフォン〜」だ。さすがのおじいさんもIPフォンについては知らないのではないか。しかし、おじいさんは「ハイジ、IP電話のおトクさをおしえてあげよう」と言うのだ…ハイジの異変に動じる様子こともなく。
■ものすごいギャップだ。『アルプスの少女ハイジ』と言えば、アルプスの牧歌的な風景が想像される。そこに「IP電話」。あまりにもいきなりじゃないか。
■なんでも、お喋りの大好きなハイジは、ペーターやクララとずっと話をしていたいと思っていた。あるとき雑誌を見ていると「IP電話」の文字が…で、ハイジは「おじいさんに聞いてみよう」と思ったらしい。う〜む、そもそも、雑誌をチェックしているハイジが嫌だ。
■こうなると犬のヨーゼフも黙っちゃいない。犬のくせに人間に対して「ワン!POINT」アドバイスするのだ。「さらに、使えば使うほど、インターネット利用料が割引になるんだワン!」。いきなりしゃべりだしたと思ったら何を言い出すんだ、この犬は。犬にそんなことを言われたかぁないね、大きなお世話だ。しかも語尾の「ワン!」というのが不可解だ。そんなことで犬が喋る違和感を打ち消せると思ったら大間違いだ。世の中そんなに甘くはないんだ。
■さらに、ハイジから耳を疑うようなセリフが出てくる…「毎晩ラブラブCALLできるわ!」。ちくしょー、いったいどうしちまったんだよ、ハイジは。ハイジはそんなにも「ラブラブ・コール」がしたいのか…相手は誰だ、ペーターか?いや、そんなことよりも「ラブラブ・コール」って言葉自体がわからない。ハイジの「ラブラブ・コール」…アルプスはとんでもないことになっているのだ。それに比べたら「IP電話」なんてどうでもいいことだ。


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