2003年6月22日日曜日

ベッカム様

■『めちゃ×2イケてるッ!』の「やべっち寿司」にベッカムが出ていた。ナインティナインの矢部浩之が変わりだねの寿司を握って、ベッカムに食わすというもの。まぁ、ベッカムの「おいしい」というリアクションは見なくても予想できるだろう。
■結局、ベッカムに台本を覚えてもらうことは要求できないわけで、ネタ見せの形を取らざるをえなかったのだろう。だが、中川家や池乃めだか、FUJIWARAも見事にすべっていたし、ダンディ坂野の「ゲッツ!」の連呼なんて、どうリアクションすればいいのか困惑していたように思える。そもそも、通訳を介して理解が生じるわけで、言葉の壁やタイムラグを乗り越えることはできなかったように思える。また、ナイナイの岡村隆史や極楽とんぼが明治製菓のCMの歌を歌うのだが、ベッカムはそれを知っていたかどうかも疑わしい。
■見ていて、「ベッカムスマイルの安売り」だけが印象に残った。頭が悪いんじゃないかと思えるほど、へらへらと笑ってた。変な日本人に囲まれて、意味不明な芸を見せられる。ベッカムとしては笑って乗り切るしかなかったのだろう。「めちゃイケ」として、もっと面白い企画を考えられなかったのだろうか。
■それでも、来日した時からベッカムは終始笑顔だ。もう「ベッカムスマイルのバーゲンセール」ってわけでしてね。さらには「子供大好きアピール」ね。ファンの心理を掴もうと必死なわけだ。芸能人も大変ですな。レアル・マドリードはベッカムの移籍金に約49億円を用意した。タレントのデビット・ベッカムをそこから差し引くとどれくらいの価値が残るのだろうか。
■日本がベッカムの見積もりの大きなプラス要因になることは間違いなさそうだ。だが、この「ベッカムフィーバー」の性質を見誤ると痛い目に会うだろう。日本のファン(と呼ぶに値するかはわからんが)ってのは熱しやすく冷めやすい。そこらへんを勘違いすんなよ。ベッカムが引退間際に一花咲かせようと、Jリーグにでも来るんじゃないか。今からそれが心配だ。
■飲み会があったので『爆笑オンエアバトル』を録画したが、失敗した。『あすを読む』がイラク新法の特集で、時間が拡大したためだ。ちくしょう、ハゲやらヅラやらが集まって、何が「あすを読む」だ。お前らの頭髪がフェイクであることはお見通しだ。
■大リーグのヤンキースとメッツが対戦し、ヤンキースの松井秀喜は「5番・中堅」、メッツの新庄剛志も「7番・中堅」で先発出場した。こうなるとメディアは「日本人対決」などと言うわけだが、ピッチャーとバッターならまだしも、野手どうしが対決しているわけじゃあるまい。あくまでも「ヤンキース×メッツ」なんだからね。


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