2003年5月22日木曜日

松波健四郎・水かけ論

■松波健四郎をめぐる秘書給与肩代わり問題で、衆院政治倫理審査会が開かれた。「政治不信を増大させてしまい、国民の皆さんに心からおわびする」と陳謝。そのうえで、?相手が暴力団組員とは知らなかった。肩代わり総額は250万円?捜査状況を問い合わせたときは指名手配中と知らず、事件概要について説明を聞いていない?本件以外に暴力団関係者と一切関係を持っていない−などと苦しい弁明を繰り返した…らしい。
■政倫審で「国民」に対して反省(弁明)をしたって、最初から野党が納得するわけがないわけで、「疑惑は深まるばかり」と紋切り型の非難が出てくることはわかっていた。下手に話題を蒸し返させるよりも、だんまりを決め込んで、事件の風化を待った方が戦略としては正しかったように思える。
■実際、民主党は「水かけ事件」の被害者である永田寿康を出して、メディアを意識した話題作り。その戦略にまんまと乗っているのがメディアで、こぞって「“水かけ論”に終始した」と報道した。
■ネバーギブアップのスポーツマンシップで松浪はがんばるらしい。はぁ、そうですか。暴力団とつるんで、開き直る…それって、スポーツマンシップなの?それが「レスリング」の精神?あるいは、「コップの水を遠くに飛ばすスポーツ」のものだろうか?
■自由党との合流問題で、民主党内では賛否両論が拮抗している。鳩山由紀夫前代表ら推進派は、自由党の小沢党首と連携して菅執行部への圧力を強め、亀裂が深まる様相も見える…らしい。鳩山というバカ野郎はどうしようもないな。小沢一郎の操り人形になることで、権力を取り戻そうと必死なのだ。
■再三、言っているわけだが、小沢なんかと手を組んでも、党内の結束はますます弱まることは目に見えている。近視眼的に見誤ってはいけない。
■鳩山らが民主党を離党して、自由党と合流しても一向にかまわない…民主党が小さくなるとしても。長期的な展望にたてば、「膿(うみ)」が出ていい気がする。


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