2002年8月3日土曜日

人気虐待アニメ「ポケモン」

��ポケットモンスターに関して、詳しい知識がないのに勢いで書いてしまった雑文。ゲームとアニメをやや混同している文章)


 今日、TVで、ポケモンの映画らしきものがやってました。

 今からずいぶん前、ポケモンが流行るちょっと前に、ゲームをやらしてもらったことがあった。で、その時から、ず〜っと、「これって虐待じゃないの?」って思っている。

 そもそも、この主人公の目的ってのが「一番のポケモンマスターになること」という野心的な目標で、その自己目的達成のためにピカチュウ(すぐに放電し、攻撃する狂暴、凶悪な電気ネズミ)などのポケモンを酷使するのである。

 一応、ロケット団なる悪の組織が登場するが、これを倒すことが主人公の最終目的ではない。しかも、やっていることの残虐さはロケット団も主人公も変わらない。「ロケット団を悪の組織であり、それと戦う主人公は善」というように、主人公の場合は美化されているだけである。

 そして、ポケモンを手に入れるにはモンスターボールというものを野生のポケモンに投げつけて、捕獲しなければならない。しかも、正常のポケモンは元気がいいため、痛めつけないと捕獲できない。
 だから、主人公は既にひっとらえて、洗脳・調教したポケモンを利用し、攻撃させ、野生のポケモンを再起不能になるほど痛めつけてから捕獲する。そして、モンスターボールを投げつけて、ポケモンの意志など関係なく、自分の私利私欲のために働く下僕ポケモンにすべく、洗脳するのである。
 その時の主人公セリフが「○○ゲットだぜ!」と喜ぶのである。こらこら!ゲットだぜ、じゃないだろ…乱獲だ!乱獲!お前は自分のやっていることがわかっているのか!
 もちろん、人間はポケモンとは一切戦わない。自分の下僕ポケモンに命令するだけである。「ガンバレ!」とか言ってしまうのである…これはもう、「お前はその10万倍がんばって戦え!」と言う以外ない。(がんばったらいかんか…)


 さらには、どちらが強いポケモンを育てたか、とかいう人間同士のメンツの張り合いやトレーナーの資質の証明(?)のために、これまた乱獲したポケモンを私利私欲、メンツのために闘わせる。必死に戦ってるポケモンに対して、自分のメンツがかかってるために人間も必死で高みの見物をする。
 これは人々の見世物となっているケースが多いから、さらに残酷だ。

 主人公らはまだ子供であるが、全く末恐ろしいガキ供である。

 そして、自己中で、残虐なポケモンに熱狂し、「ゲットだぜ!」と無邪気に喜ぶ子供たちが、成人して恐ろしい大人像を私は想像してしまう。そして、私は、日本…いや、世界の未来を憂う。


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