五輪の国内立候補都市を巡り、石原慎太郎・東京都知事が、福岡市の応援演説をした姜尚中・東大教授に激しく反発、「怪しげな外国人」などとかみついた。応援演説に姜尚中が出てきたのには笑った。こういうのには懐疑的な人だと思っていたのだが。なんか、「敵の敵は味方」の論理で、石原と対峙する福岡についたんじゃないかと思えるぐらい。
姜教授は演説で「金持ちの、金持ちによる、金持ちのためのオリンピックで、世界に勝てますか」と東京を批判。すると、続く東京側のプレゼンテーションで石原知事が「さっき、どこか外国の学者さんが東京は理念がないとおっしゃっていた。何のゆえんだかわかりませんが」と発言。その後の祝賀パーティーのあいさつでも「怪しげな外国人が出てきてね。生意気だ、あいつは」などと述べた。
姜教授は在日韓国人2世で、熊本で生まれ育った
■まったくよくわからないけど、福岡は「アジアの玄関口」ってなアピールで、姜尚中を連れてきたのかな。主義主張もそれに沿っているし、在日だし。
■で、そんな在日の姜尚中を、石原慎太郎は「怪しげな外国人」「外国の学者さん」呼ばわり。まともな感覚の持ち主なら、日本で生まれ育った人間を、排他的に「ガイジン」扱いなんてしないんだけどね…少なくとも公の場では。
■しかし、それをやるのが慎太郎だ。一時期、「石原総理待望論」なんてのがあったが、小泉純一郎、安倍晋三の登場で、立ち消えになっていたからね。ここんとこ影もうすかったし、ここらで本領発揮ってとこですか。
■そういえば、靖国参拝の報道もあまり見なかったなぁ…その代わりに、早稲田実業の「祐ちゃん」の腕を触って大はしゃぎだったのはよく見かけた。さんざん野球に文句を言っといて、あれだもんな。ほんとに高校野球を応援してたのか、「ハンカチ王子」に便乗しているのか、わかったもんじゃないね。
■にしても、「怪しげな元作家(非常勤知事)が出てきてね。生意気だ、あいつは」。
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