2005年2月14日月曜日

中朝貿易

■北の生命線 対中貿易5割占める 4年で3倍(産経新聞2/12)
 北朝鮮との輸出入を行う商社などの業界団体、東アジア貿易研究会(東京)によると、北朝鮮の貿易総額は、1999年に18億ドルまで落ち込んだが、その後は回復し、2003年には23億9000万ドルに増加。貿易相手国は中国、韓国、日本の上位三カ国で84・1%を占めた。とくに中国は42・8%を占め、昨年は50%前後に達したとみられる。

 同会で韓国貿易協会の資料などをまとめたところ、北朝鮮の対中貿易は昨年、13億8500万ドルに急増。4年前の3倍となった。一方、財務省統計による昨年の日朝貿易は2億5200万ドルで、1980年の最盛期から5分の1に落ち込んでおり、対照的だ。

 韓国も「太陽政策」のもと、年々貿易額を増加させ、総額で2001年に日本を逆転し、昨年は中国の半分程度となる6億9700万ドルに増加。経済産業省幹部は「日本の減少分を、中国と韓国が増やす傾向が続いている」と分析する。日本の北朝鮮からの昨年の輸入品目をみると、カニやアサリなどの魚介類が77億円と最多だが、無煙炭などの鉱物資源も15億円を占める。とくに電気炉用耐熱素材などに利用されるマグネシアクリンカーの昨年の輸入量は4000トンと、2002年の6万5000トンから15分の1に落ち込んだ。
 ずっと前にも取り上げたっけ。日本の減少分を中国と韓国で吸収するって傾向。こうなると、やはり北朝鮮の非核化に対する中国の圧力に期待してしまうわけだが。


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