2004年11月2日火曜日

天皇発言/韓国メディア

■例の発言に関する韓国メディアによる論評がやっと出てきた。とりあえず、メモ。

【記者手帳】「君が代」強要に待ったかけた日本の天皇(朝鮮日報)
 日本の国旗である日の丸と国家である君が代は軍国主義の象徴で、禁忌とされていた。しかし1999年、日本の国会はこの2つを再び国旗・国家として認める旨の法案(国旗国歌法)を可決させた。全体主義教育が再び息を吹き返すのではないかと懸念されたものの、「強制力はない」とされた。

 ところが、約束は守られなかった。保守派が握っている東京教育委員会は昨年、公立学校の卒業・入学式で君が代を歌わない教員を処罰すると発表し、実際に約230人を懲戒処分にした。

 このような状況で28日、天皇の発言が出された。驚いた日本のマスコミに、宮内庁は「国旗・国歌法制定時の『強制しようとするものではない』との首相答弁に沿っている」と付け加えた。

 東京都の方針が、当初の政府の趣旨からやや外れているようにもみえる、との見方にもみえた。

 天皇が現実的な案件について直接意見を述べたという点で、今回の発言を「天皇の権威再建」、「天皇の政治的影響力の強化」など、悪く解釈することもできる。

 しかし、今回の天皇の発言は、日本社会の一部保守的な動きに対し、皇室がやや修正をかけたものとみたい。社会の極端化を警戒する日本の良識と自浄力は、今も健在だとみたいのだ。
 まぁ、こうなもんでしょうね。


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