2004年10月8日金曜日

読売新聞VS週刊文春

■楽天参入巡る記事で、巨人軍が文藝春秋を提訴(読売新聞)
 読売巨人軍は7日、週刊文春を発行する文藝春秋などを相手取り、全国紙への謝罪広告の掲載と3000万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。
 訴訟の対象は、「楽天三木谷に『ライブドア潰し』を哀願した巨人軍桃井球団社長」の見出しを付けた同誌10月7日号の記事。桃井恒和社長らが先月14日、プロ野球の新規参入問題を巡って楽天本社を訪れ、「名乗りを上げてくれないか」と同社の三木谷浩史社長に依頼したなどと報じ、「こんなとんでもない『八百長』が許されていいのか」としている。
 これに対し、読売巨人軍は、この日も含めて桃井社長ら巨人軍幹部が三木谷社長と面会したり、参入を依頼したりした事実は全くないとしたうえ、訴状では、「記事は、原告(巨人軍)が新球団のプロ野球界への参入に関して不公正、不明確な動きをし、日本プロ野球組織が行う参入審査を不透明かつ不公正なものとしたとの印象を一般読者に与える」と、文春の報道姿勢を批判している。この記事については、楽天も先月30日、文藝春秋に抗議書を出している。
 週刊文春の鈴木洋嗣編集長の話「記事は事実だ。読売巨人軍の司法頼みの姿勢にあきれる」
 おもしろくなってきたな。でもまぁ、この記事はないな。巨人がそこまで「ライブドア」を排除するってのが意味不明。頼む相手に「楽天」ってのも妙な話だ。いくら「ナベジョンイル」でもそこまではしないだろ。
■「読売巨人軍の司法頼みの姿勢にあきれる」 ねぇ…こうやって損害賠償を取られると週刊誌は萎縮してしまう。無責任な報道は確かに問題だけども、こういうとこに政治の臭いを感じるし、「知る権利」というと大げさだけど、ネタが減っちゃうのは面白くないね。
■「高橋由選手の名誉棄損」、読売新聞が文春に抗議書(読売新聞)
 週刊文春の10月14日号に掲載された巨人軍の高橋由伸選手に関する記事について、読売新聞グループ本社と読売巨人軍は7日、「本社と巨人軍、高橋選手と同選手の父親の名誉と信用を大きく傷つけた」として、文藝春秋に抗議書を郵送した。
 問題の記事は、「読売が『高橋由伸父借金11億円』肩代わりの決定的証拠公開」の見出しで掲載され、当時巨人軍の母体だった「株式会社よみうり」が、高橋選手のドラフト逆指名の代償に父親の債務を肩代わりしたかのような内容が書かれている。
 これに対し、抗議書は「入団を巡る密約は一切なく、債権買い取りは適正、妥当な価格でなされている。高橋選手が何らかの負い目を持っている事実もない」として、記事の取り消しと謝罪を求めている。
 それっぽいけども。一場投手があって、これをほじくり出してきた感は否めない。


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