2004年10月27日水曜日

新潟県中越地震:田中真紀子、批判

■真紀子「自国民の痛み、もっと早く知るべき」 (夕刊フジ)
 真紀子氏は25日に小千谷、長岡両市の被災地を視察した経験を踏まえ、災害対応の機動性や復旧費の手当てなどを質問したが、後半からは真紀子節が炸裂。

 首相はこの日午後から小千谷、長岡両市だけを視察したが、これを捉えて真紀子氏は「今回の地震で『いつ視察するのか?』と思っていた。1、2時間程度の視察でどのくらい把握できるのか」とチクリ。さらに、「外交も大切だが、自国民の痛みを自分のものとし、一刻も早く対応してほしい」などと言い放ったのだ。

 どこに行ってもテレビカメラが追いかける真紀子氏。同日の自民党総務会では、民放が真紀子氏らの視察に多くの放送時間をさいたことに、「非常に公平を欠いている」と不満が噴出した。

 1、2時間程度…っていうけども、彼がいくら視察したって「しっかりと対応するように」と指示を出して、丸投げするだけですよ。人気取りパフォーマンスに使わなかっただけでもマシってもんです。それとも、単に地震が怖くて逃げ出しただけなのかも。

■「自国民の痛みを自分のものとし」って…痛みに耐えることを国民に押し付けるのが、小泉さんの仕事じゃないっすか。高い自殺率に対しても、「悲観的にならないで、がんばってくれ」と言うだけなのですよ。今回もそう言いきかせるつもりなんでしょ。「構造改革」によって、弱者をいじめる…彼は極度のサディストですから。


■田中真紀子の地元で地震が起きた。「真紀子節」警報はガンガン発令されていたわけだが、やっぱ出てきましたね。失った信頼を取り戻すため、絶好のチャンスが到来した。ここぞとばかりにしゃしゃり出ていて、小泉首相の対応を批判する。メディアもおもしろがって、取り上げる。人々の目を地震の惨状からそらさせるのが目的じゃないでしょうね?


■首相が午後に長岡・小千谷市視察、強い意向で中止撤回(読売新聞)
 首相官邸は同日朝、天候不良のため、いったん視察の中止を決めたが、首相が「ヘリを使わずに行けないのか」と再検討を指示した。首相は出発前、「早くこの目で見た方がいいと思った。相当被害がひどいようだから、今後の対策を考える上でもできるだけ早く行った方がいい」と首相官邸で記者団に述べた。
 そら、真紀子爆弾に被爆したくありませんもん。批判の芽は早期につんでおくのが吉。


■田中真紀子元外相、新潟県中越地震で質問へ 衆院本会議(朝日新聞)
 衆院会派「民主党・無所属クラブ」に所属する田中真紀子元外相(無所属)が26日の衆院本会議で、新潟県中越地震に関する村田防災担当相の現状報告に対し、質問に立つことになった。

 田中氏は02年の外相更迭以降、死者が多数出た今夏の新潟県の集中豪雨の際に衆院経済産業委員会で質問したことはあるが、本会議の「登板」は初めて。小千谷、長岡両市など被災地を選挙区に持つ田中氏に、民主党幹部が依頼し、田中氏が応じた。
 民主党と真紀子さんの利害は一致している。攻めどころはあるのだが、国民がついてこない民主党…真紀子投入によって、政治に目を向けてもらおうという企みだろう。

■真紀子氏が地震対応で政権批判「生活者の痛み忘れるな」 (朝日新聞)
まずは、自分の選挙区が大きな被害を受けた新潟県中越地震での政府の対応をやり玉に。カセットコンロの貸し出しなどきめ細かな物資の提供に言及したかと思えば、どの道路から着手するのか、復旧工事の優先順位を明示するよう求めた。

 田中氏は25日、民主党の岡田代表と被災地を視察しており、26日に現地に入った首相に先んじた形。「首相がどれぐらい現状を把握できるのか危惧(きぐ)している」との皮肉も飛ばした。ただ、村田防災担当相は答弁で、24日の現地視察の際、田中氏の夫である自民党の田中直紀参院議員が同行したことを紹介し、皮肉で返す一幕もあった。
 やっぱ夫を人質に取ってる強みはあるよな。


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