2004年10月7日木曜日

大量破壊兵器

大量破壊兵器はなかった 米政府が公式認定(共同通信)
 イラクで大量破壊兵器を捜索していた米調査団のドルファー団長は6日、昨年3月のイラク戦争開戦時に、同国にはいかなる大量破壊兵器も存在しなかったと結論づける報告書を議会に提出した。
 ブッシュ政権は、フセイン・イラク元大統領が大量破壊兵器を保有していることを最大の理由に、イラク戦争に踏み切ったが、この日の報告書がイラクに核、化学、生物兵器のいずれもなかったことを公式に認定、戦争の大義は完全に崩壊した。アナン国連事務総長から「違法」と指弾されたイラク戦争の正当性があらためて厳しく問われるのは必至だ。
 大統領選の対立候補、民主党のケリー上院議員が報告書を盾に「イラク戦争は誤りだった」と攻勢を強めるのは間違いなく、11月2日の投票日まで1カ月を切った選挙戦で、再選を目指すブッシュ大統領は厳しい立場に追い込まれそうだ。
 「戦争の大義は完全に崩壊した」って…そんなことを言っていると、「小躍りしている」と産経抄に怒られますよ。
■一方で、報告書は「制裁が解除されれば、フセイン政権は開発を再開する明白な意図を持っていた」「特にイランやイスラエルの脅威に対抗するため、これらの兵器が有効と信じていた」として、フセイン政権下のイラクが米国にとっても「脅威」だったことは認定した。
■まぁ、このあたりを根拠に正当性を主張していくんでしょうね…過去の虐殺を根拠にしたり、国連決議を無視したとかさ(アメリカがそう言うんだから笑っちゃうけど)。
■にしても、「明白な意図を持っていた」ねぇ…これが「戦争の大義」になるようじゃぁねぇ。アメリカが強硬姿勢を貫いている限り、「脅威」は増幅するわけだ。特に、隣国の将軍様を見てみなさいよ。びびっちゃって、明白な意図どころか「核兵器あります」って脅してきているよ。


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