2004年9月9日木曜日

室伏広治・室伏ファミリー

室伏広治の複雑な家族事情 (日刊ゲンダイ)
しかし、この劇的な事件が世界的な注目を集める一方で、室伏のこれまで明かされなかった過去がクローズアップされることになった。発売中の「女性自身」が巻頭で「ルーマニア人の母が『別離16年間』を初告白」と特集。五輪開催中、本紙も取り上げた両親の離婚について克明に報じているのだ。

 父親はハンマー投げの“鉄人”といわれ、中京大教授の重信氏(58)、母親は35年前に国際大会で知り合ったセラフィナさん(54)。重信氏との結婚を約束していたセラフィナさんは72年ミュンヘン五輪の時にはすでに来日し、夫婦として生活を始めた。

 74年に長男・広治を出産。77年には同じハンマー投げの選手としてアテネに出場した長女・由佳を出産。ここまでは周囲もうらやむスポーツファミリーだった。暗転したのは88年。重信氏によれば「人にいえない混乱があった」ため離婚してしまう。室伏ファミリーの波瀾万丈の始まりだ。

 離婚後、セラフィナさんは日本に残ったものの寂しさに耐えきれず2年後に再婚。由佳よりひと回り下の異父弟を出産した。相手の男性は事業に失敗して行方不明。残された母子は今も愛知県内の団地でひっそりと暮らしている。一方の重信氏も複雑でセラフィナさんと離婚後、連れ子のいる女性と再婚したが、2年で離婚したという。

 ここまで複雑にからんだ家族は普通なら音信も途絶えるものだが、広治、由佳の兄妹は今も母に会いに行くという。まさに金メダルもののヒューマンストーリーである。広治は「アテネでいい成績を残せたら、ママの面倒はボクが見る」と語っているそうだが……。

 彼にとって金メダルの代償として“知られたくない部分”を暴かれる痛みを味わった。
 思わず、ずっこけた。「暴かれる痛みを味わった」って、暴いているのはお前らだろ。

■室伏重信の「人にいえない混乱があった」って何だろ。そら室伏パパの頭髪を見れば、苦労していたのはわかるけど…って、違うか。


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