2004年8月3日火曜日

プーチン大統領「ガム噛まず国歌を歌え!」

「ガム噛むな」とプーチン氏 露サッカー代表に注文(ロイター)
 「ガムなど噛まずにちゃんと国歌を歌え!」。そんな電話が、ロシアのサッカー代表チームにかかってきた。電話の主はプーチン大統領。試合前のセレモニーで、ガムをクチャクチャやっている選手たちの姿を目に留めてのことだった。
同国のタブロイド紙が報じた。それによると、スペインで先月開催された欧州選手権(ユーロ2004)のテレビ中継で、国歌が演奏される間、斉唱せずにチューインガムを噛み続ける選手たちが映し出された。
これを見たプーチン大統領は、代表チームの指導者に電話で苦言を伝達。別の指導者を経由して、大統領の小言が選手たちに伝わった。
「やつらには、国歌はもっと真面目に考えなきゃだめだと伝えた」と指導者。「他のチームは歌うだけでなく、相手を打ち負かすために何でもやるといった意気込みが顔に現れている。我々のチームはどうかって? 笑顔でガムを噛んでいるんだからね」
ロシアの国歌は、01年に旧ソ連時代の曲(歌詞は新たに採用)が復活。代表チーム関係者らは、何とか選手たちに国歌を歌わせようと努力を重ねており、02年のワールドカップでは歌詞カードが配られた。
 プーチン閣下の小言に選手は耳を傾けるのだろうか。そう言えば、ハリさん(張本勲)が松井稼頭夫に対して「試合中にガムを噛むな!」と言っていたのを思い出した。とにかく「ガム」はふざけていると思えるらしい。


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