2004年8月3日火曜日

小泉首相「華氏911(マイケル・ムーア監督)見ない」

「華氏911」…偏った映画、と首相が不快感(読売新聞)
 イラク戦争とブッシュ米大統領を痛烈に批判して話題となっている米映画「華氏911」について、小泉首相は2日夕、「政治的な立場が偏った映画は、あんまり見たいとは思わないね」と不快感を示した。
 首相は映画好きで知られ、この週末も東京・築地の映画館に出かけてエルビス・プレスリーの映画を観賞したばかり。だが、今月中旬から日本でも一般上映される「華氏911」について、記者団が「見に行く予定は」とただすと、首相は言下に「計画はないですね」。
 「監督のマイケル・ムーア氏は大統領に追随したとして、首相も批判しているが」との記者団の指摘にも、「ブッシュ批判、小泉批判、批判ばかりしてもいいことはないんじゃないの」と憤まんやるかたない様子だった。
 「華氏911」は、今年5月のカンヌ映画祭で最高賞「パルムドール」に選ばれた。全米公開後は記録的ヒットを続ける一方、政治的色彩が濃い作品として、保守系の市民団体などが反発している。
 「偏った映画」ですか。「ブッシュ犬」が不快感を示すってことは、それだけすばらしい映画なのだろう、きっと。 見たいなぁ。「批判ばかりしてもいいことはないんじゃないの」って、そらぁ、読売みたいな御用新聞ばかりの方が為政者にとっては都合がよいでしょう。
■「政治的に偏った映画」 首相が「華氏911」に猛反発(朝日新聞)
 「政治的な立場の偏った映画は、あまり見たいとは思わないね」。小泉首相は2日夜、ブッシュ米大統領を痛烈に批判したマイケル・ムーア監督の映画「華氏911」について、こう述べた。首相が映画の一作品をこうした言葉で批判するのは異例だ。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は、日本でも近く公開される同作品をみるかどうかについて「その計画はないですね」と述べた。そのうえで、記者団が「監督は首相を『ブッシュ大統領寄り、米国追従』と批判しています」と質問したのに対し、「ブッシュ批判、小泉批判、批判ばかりしても意味がないんじゃないの。批判よりも建設的な議論」と反論した。
 「華氏911」は、ブッシュ大統領一族の石油ビジネスや、サウジアラビア王族らとの関係などがイラク戦争の背後にあるとし、大統領を批判するドキュメンタリー映画。5月のカンヌ映画祭で最高賞を受賞した。
 こちらは「猛反発」。
ちなみに、
華氏911:小泉首相が不快感「見たいと思わない」(毎日新聞)
首相、「華氏911」は見ない(日経新聞)


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