アテネ五輪女子ホッケー日本代表チームの応援のため、緊急で現地入りしたシンガー・ソングライターの大黒摩季(34)が14日、アテネのホッケーセンターで行われた対中国戦を観戦。スポーツ報知に観戦記を寄せた。結果は0―3の完敗。日本の得点時に流れる公式サポート曲「ASAHI〜SHINE&GROOVE〜」も聞けなかったが、「あさっては最高の応援団を組み、声の限り選手をもっともっと盛り上げます!」と気合を入れ直した。ホッケーが負けたのはそら残念だけど、便乗芸能人たちがガッカリしている姿にはニヤリ。
観戦記
初戦は強敵中国とあって、朝一番にもかかわらず日本人サポーター陣もテンション高め。日本からやってきた選手の家族の方々と即席応援団を組み、声をからすほど絶叫しました。
日本人も最初はバラバラに観客席に座っていたんですが、ハーフタイムからは私が仕切って一緒に同じ場所に陣取りました。そこにはナント! あの「とくダネ」(フジテレビ系)の小倉智昭さんの姿が。小倉さんも一緒になってみんなで盛り上がって応援しましたが、残念ながら「ASAHI」が流れることはありませんでした。
スタンドでは何ていう言葉を叫んだら一番彼女たちに届くのかなって思ってました。限界を超えた彼女たちにどんな言葉を掛けたら一番効果があるのだろう…。ガンバレとか、負けるなとか、そういう言葉ではない。その時思ったのは「自分自身の一番かっこいい姿を私に見せてくれ!」という言葉でした。
試合のこと、技術的なことはよくわかりませんが、最初からパワー全開でいけなかったんじゃないかな。私のライブと一緒にするつもりはないけど、最初の部分で勢いに乗れないと後から立て直そうとしてもダメという経験って私もあるんです。
オリンピックって、100%自分を出し切るってことだけじゃないんだろうなって思います。100%は当たり前で、もしかしたら今日の日本は、もう一歩突き抜けるパワーとか、何かが足りないのではって思いました。
だけど、今日の試合は日本チームがどうというよりも、とにかく中国は素晴らしかったと思います。前回(5月の高松宮杯国際大会)日本に負けて、すべてを乗り越えてきたという印象で、地中海の強い日差しにも負けず、最後まで体力、テンションともに落ちず、日本へプレッシャーをかけ続け、本当にタフでした。家族の方や小倉さんとも話し合って、中国チームに向かってブーイングすることはせず、試合後は勝者に拍手を送りました。
あさって(16日)はこっちにいる日本人サポーター全員を取りまとめて最高の応援団を組み、声の限り選手をもっともっと盛り上げます! 日本でもみなさん応援よろしくお願いします!
◆超強行日程の応援
大黒は13日朝のスイス航空機で成田を出発し、約16時間のフライトの末、アテネに深夜到着した。
寝る時間もほとんどなく、朝8時にホテルを出発。バスを3回乗り継いで約1時間半かけてヘレニコ・ホッケーセンターに到着。大黒をアテネに誘った選手の家族ら約30人と合流。試合開始は午前10時半だったが、暑さと観客の少なさに驚いたという。
大黒は資金不足にも負けず初の五輪出場を決めたチームの頑張りに感動して「ASAHI」を制作。収益の一部を協会に寄付するなどチームをバックアップしてきた。当初は日本にとどまる予定だったが、選手、家族の強い希望で、今月6日にアテネ行きを急きょ決定した。
3泊5日の超強行日程。16日に開催される世界ランク1位の強豪アルゼンチンとの一戦も観戦する。5チームによるリーグ戦で上位2チームに入れば、準決勝に進むことができるが、「ASAHI」の魂が届くか注目される。
北山たけし残念
〇…女子ホッケーチームの応援ソング「勇気の一歩」を歌う歌手の北山たけし(30)は、試合の時間は飛行機で移動中で到着後、すぐ事務所に結果を確認したという。「残念は残念ですが、大会はまだ始まったばかりです。気持ちを新たにして、悔いを残さず頑張ってもらいたいです。アテネには行けませんが、日本から精一杯、声援を送っています。選手のみなさん、何よりも楽しんでください」
■再びアーティストとして日の目を見ることを狙った大黒摩季もその一人。得点はいらなかったんじゃぁ「ASAHI」なる曲の宣伝もできなかったね。
■「北山たけし」って誰だよ。公認になれなかった便乗歌手なのか? 調べてみた…氷川きよし みたいな感じの「イケメン演歌歌手」らしい。名前を平仮名にするのが、中高年に受ける秘訣なのだろうか。北島三郎の付き人を8年間続けた最後のまな弟子で、今年4月発売のデビュー曲「片道切符」が15万枚を突破するなど注目されている…らしい。って、私もすっかり宣伝されてしまったわけだ。
■アッコ ホッケー敗戦で涙(スポーツニッポン)
アテネ五輪女子ホッケー日本代表をサポートしてきたタレントの和田アキ子(54)が、15日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)で、同チームが1次リーグ初戦の中国に敗れたことについてコメントした。莫大な投資をしたのに、見返りがなかったからでしょ。
番組の冒頭で和田は「落ち込んでいる。あんなに応援していた女子ホッケーが負けてしまった。身内みたいな気持ちで、4時にお風呂に入って身を清めて、テレビを見て泣きました。あんな気持ちになったのは初めて。それぐらいショック」と話し、落胆を隠せない様子だった。
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