2004年7月20日火曜日

パウエル長官の外国訪問日数

パウエル長官の外国訪問日数、30年間で最少記録と (CNN)
 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は14日、パウエル国務長官のこれまでの外国訪問日数などを調べ、過去30年間以上で、「最も外国を訪れない長官」であることが分かった、と報じた。国務省が作成した数字を基にしている。


これによると、パウエル氏は長官就任からこれまでの42カ月間で、180日間を外国滞在に費やしている。同氏前に国務長官を務めたオルブライト、クリストファー、べーカー3氏の記録と比べ、約46%少ないとしている。


パウエル氏は、1回の外国訪問日数を出来るだけ短縮し、外国指導者とは電話で協議するスタイルを好む、とも伝えた。


パウエル氏の記録より少ないのは1969年から73年まで長官を務めたロジャース氏だけとも指摘。ロジャース氏はニクソン政権時代の長官だが、キッシンジャー国家安全保障問題担当補佐官が外交を事実上仕切り、その影響で、外国訪問の機会が減っていた背景にも言及している。


外国訪問日数が他時代の国務長官と比べ、少ないことについて、ポスト紙は、パウエル氏は国務長官の役目は大統領に外交問題を助言し、外交を実施する国務省を適切に管理することだと信じていることが影響している、と指摘。


バウチャー国務省報道官は、これらの業務はワシントンで出来ることだ、と述べている。



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