2004年4月5日月曜日

選挙の季節に思うこと…

選挙のたびに同じようなことを言っているので、今後、繰り返さなくてもいいようにまとめてみた。


■騒音という環境破壊
うるさい日本の私うるさい日本の私

新潮社

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 選挙の宣伝カーから流される騒音は環境破壊である。この点は、中島義道『うるさい日本の私』新潮文庫に同調するものである。
 特に耳に障るのが「日本共産党」だ。比例代表じゃないと議席を獲得できないからであろうが、「日本共産党!日本共産党!日本共産党!」とやたら連呼をする。共産党は凶産党と名前を変えたほうがよい。こんな非人道的な洗脳が許されるのか。共産党は「生活」に身近な政策を訴えているが、我々にとって現在進行形で生活を脅かしているものが、他ならぬ「日本共産党!」連呼である。

 しかも、騒音を撒き散らし、不快な思いをさせているにもかかわらず、内容はたいしたことはない。


■国民を馬鹿にしてるのか。

候補者が握手をしたり、笑顔で手を振ったりして、票を獲得しようと考えるのは、選挙民をなめてないか。親近感を覚えて投票するだろう、と選挙民をなめきっているのだ。だが、その隙をつかれる要因は選挙民にあって、それで投票してしまう人が少なからずいるのである。

個人の候補者の公約・資質など当てにならない。問題は政党である。



■その他

・「○○解散」と無理やり名づけるのはよしてください。


■女性議員の数が話題になったりする。これは組閣で「女性閣僚が何人いるか?」以上に無意味な指標である。(とりわけ自民党や民主党など大政党において…)いかに女性が政策立案に参画しているか、あるいは、女性の地位向上のための政策を打ち出しているか、こそが問題であって、数は一つの指標に過ぎない。

■いつも思うのが、「無所属の会って何だ?」ってことだ。そもそも、「“無所属の会”に所属している」って時点で、なにかのくだらないジョークなのかと思ってしまう。ホームページをちらっと見ただけなのでわからないが、「政党間の競い合い」に辟易としている人々が作り出しているユートピアなのだろうか。あるいは、「自分の議席や既得権益、あるいは政党の利益を、国と国民に対する議員としての任務に些かでも優先させる議員は不要」と美辞麗句を並べたてて、「政党間競争」に勝利しようとする人々の集まりだろうか。


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