2003年8月17日日曜日

石井和義・復帰戦

■『K1 WORLD GP2003 in ラスベガス』でボブ・サップが復帰戦、キモと戦った。サップは、ミドルキックを見せるなど技術の進歩(?)をみせたものの、ひたすらこぶしを振り回す。やっぱサップはこうじゃなきゃいけない。そして、相変わらず練習不足らしく、すぐにスタミナ切れ。これもまたサップの魅力だ。しかし、勝ったはいいが、実力的には下と見なされていたキモに、ダウンを奪われるなど苦戦した。

■試合後のマイク・タイソンとの茶番は、話題作り以外の何物でもない。K−1のプロレス化である。ちょっとこういうのはどうかと思う。サップはタイソン目掛けていきなり突進するわけだが、わざとらしいにもほどってもんがある。サップは、ほんとパフォーマーで、頑張り屋さんだ。最近、影が薄くなってるから、このへんで挽回したいところか。「ビースト」を演じるのもなにかと苦労が多そうだ。

■そう言えば、サップ×タイソンの茶番の際、石井和義館長を見た。サップとタイソンの間に入って、止めようとしている…他人の世話などしてる場合なのかと言いたい。思うのだが、サップとタイソンの茶番は、石井館長の顔見世公演だったんじゃなかろうか。タイソンの横に映っている石井館長は、「所得隠しも、実はタイソンをリングに上げるためだったんです」と弁明しているようであり、「これからも影でK−1を操っていきたいと思います」と「影の実力者宣言」をして、権力を誇示しているようだった。サップ復帰戦の後、思わぬ「復帰戦」に少々面食らった。


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