2003年5月6日火曜日

五味宏基

■ゴールデンウィーク。だからというわけではないのだが、書くのを忘れていた。もうビックリするぐらい。
■毎日新聞写真部・五味宏基記者によるアンマン空港爆発…一人死んでいるから、こんなことを言うのは不謹慎かもしれないが、どこかのん気な感じがするなぁ。そして「日本的」ですらある。何てったって「お土産」ときたもんだ。
■よく日本人は、「記念に…」と言って、変なものを持ちかえったり、バシャバシャと写真を撮ったりする。この「記念に…」がいけないんですね。この言葉が頭をよぎった瞬間に、人は理性というものを失ってしまう。今回、五味記者は「これは危険物じゃないのか?」という疑念を奪い去ったのも、この「記念に…」だ。
■世間は五味記者の軽率な行動を厳しく非難している。しかし、我々が認識すべきは、日本人の「記念にする」ことに対する恐るべき執着心だ。それは病的ですらある。現在、彼を批判している者も、その病気にかかっているかもしれず、自分が同じ状況だったら、同じことをする可能性だってあるのだ。そう、この病気は自覚症状がないことが問題だ。
■それにしても、名前が、よりによって「五味宏基」だ。どこかのバカが「ゴミヒロイ(ゴミ拾い)の間違いじゃないのか」と得意顔で言い出しかねない。もう「してやったり」という感じでね。
■有効100万画素を超えるカメラを内蔵したNTTドコモの携帯電話「505i」が発売されるらしい。松本人志がCMで言っていたように、このバカさ加減に気づくべきだ。100万画素と言えば、僕が最初に入手したデジカメと同じくらいだ。それはもう「カメラ付携帯」なのか「携帯付カメラ」なのかわからなくなっているのだ。
■携帯「電話」なんだから、話せればいい…これは確かに正論だ。しかし、企業としたら「通話機能」をどれだけ深めようとも売上を伸ばすことはできまい。だから、余分な機能を無理やりつけて、消費させることに「必死」なのだ。携帯にお金をつぎ込むことが趣味というのなら、本人の自由だが、それは「資本主義」にまんまと踊らされているようで、傍から見てるとひどく滑稽だ。
■また「タマちゃん」が人々をオロオロさせている。右目の横に赤い糸の付いた釣り針のようなものが刺さり、血がにじんでいる…らしいのだ。ほんと「タマちゃん」は話題作りのプロだ。これに例の白装束軍団(タマちゃんを想う会)が加わったら盛り上がるぞぉ。ちょっと期待してたりして…というのも、そうなると、「タマちゃんを見守る会」も黙っていないし、国のお偉いさんも「人間」そっちのけで「アザラシ」を論じる。バカのオールスターによる『夢の祭典』だ。私はそれが見たいのだ。


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