2003年11月17日月曜日

アルカイダ指導者

■“アルカイダ指導者アブムハンマド・アルアブラジ”と名乗る人物
「(日本人が)経済力を破壊し、アラー(神)の軍隊に踏みつぶされたいのであれば、イラクに(自衛隊を)送ればよい。我々の攻撃は東京の中心部に達しよう」
��ロンドン発行の週刊誌アルマジャラへの電子メールで)

やれやれ、ずいぶんと煽ってくれるなぁ。困ったテロリストだ。これで自衛隊を派遣しなかったら、ビビったように思われ、日本のメンツが丸つぶれだ。まぁ、それ以上に困りものは、自衛隊を派遣しようと目論む小泉政権なのだが。

明日の産経や読売には、「テロリストの脅しに屈するな!」ってな社説がお目見えするんじゃないか。

憂さ晴らしに産経新聞を突ついてみよう…

「米軍によるイラク復興の失敗は、たちまちこの国をテロ輸出国に変えてしまう」(産経新聞・16日社説)

イラクの現状はアメリカの暴走によってもたらされているわけで、失敗したら大変だから日本も協力しましょう…ってな論調には賛同できないな。そもそも、責任ある行動を義務付けられているのはアメリカであって、日本ではない。
アメリカにはもっと痛い目にあってもらって、教訓を引き出した方が世界平和のためになるのではないか。大統領選でブッシュの再選を阻止しないといけないしね。

「『いま退いたらテロリストたちの思うつぼ』という厳然たる事実である。それは9・11(米中枢同時テロ)後、国際社会が一致結束して誓った『テロとの戦い』に敗北することを意味する。」(産経新聞・14日社説)

なぜ自衛隊をイラクに派兵してまで「テロとの戦い」に参加しなければならないのか。アメリカの「テロとの戦い」に組み込まれることが日本の「国益」なのか。非常に疑問だ。
「売国奴」はアメリカに忠誠心を示したいのだろうが、それでテロの標的にされたのではたまったもんじゃない。それとも、テロの被害にあって「ご主人様」と痛みを分かち合いたいのだろうか。


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