2004年8月6日金曜日

異常気象

ある意味では、気象は常に異常である…(毎日新聞/近事片々)
 ある意味では、気象は常に異常である。我々は暑ければ暑いで、寒ければ寒いで天気をあいさつ代わりに使う。年中、いや一生続ける。「異常」でなければ、飽きもせず続けるはずもない。

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 あるいは店頭にカツオが少なく値も高い。台風襲来のせいだが、列島に沿って北上する黒潮の大蛇行も原因という。13年ぶり、半世紀で6度目。気象も海も「異常」と言い切れるのだろうか。

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 で、日本人口。年々縮小の増加率がついに最低の0・11%。「自然」に言わせれば「戦時には産めよ増やせよ、平和が続けば絶滅へ?」と愚かさを笑おう。「人間も自然の一部。異常を言い募るより、自然を知り、己を忘れるな」と皮肉ろう。

 「気象は常に異常である」…なかなかの名言。こうも異常異常と言い続けていると、自然とはそういうもんだよ、ってことかも。


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