2004年7月5日月曜日

古田敦也・選手会会長、共闘呼びかけ

■古田会長、12球団選手全員に共闘呼びかけ(日刊スポーツ)
 労組プロ野球選手会の古田敦也会長(38=ヤクルト)が3日、12球団の選手全員に共闘を呼びかけた。「うちの球団とかは(合併のうわさ話で)話題にのぼるから比較的危機意識を持ってる。でももっと12球団全体の問題として、他のチームの人たちも考えてほしい」と急速に1リーグ化へと向かう球界の流れに、危機意識を持つことを促した。
 ともすれば、巨人や阪神といった、合併や身売りなど絶対にあり得ない−と安心できる球団の選手は人ごとのように感じかねない。だが合併球団の救済措置で選手を獲得すれば、押し出される可能性のある選手はどの球団にも存在する。それは巨人も阪神も例外ではない。球団が減るかも知れないという一大事に、選手会としての足並みが乱れれば、対応を誤りかねない。現段階でストライキなどの実力行使は考えていないものの、一致団結しなければならない必要性を訴えた。
 合併合意発覚後、常に古田会長が面に立ってきた。シーズン中にもかかわらずテレビに生出演までして話した。今までは口を閉ざしてきた近鉄やオリックスの選手たちに、歯がゆさを感じる部分もあったようだが「近鉄の選手たちも、ことの重大さが分かってきて、ようやく話をしだした」と芽生えてきた当事者意識を歓迎した。
 まぁ、そうだろうけども。「近鉄の選手たちも、ことの重大さが分かってきて、ようやく話をしだした」って発言はどうだろう。

■近鉄やオリックスの選手に「合併反対!」とか言わせるなんて無理な話である。そんなの粛清候補者に名乗りをあげるようなものだ。自己保身のためには、批判して経営陣の怒りを買うよりも、静観してる方が賢い。それを誰が責めれるだろうか。やはり選手会が彼らの意見を代弁していくことが大切だ。


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