■スポーツに政治的意識よくない=小泉首相、中国の「反日サポーター」に不快感(時事通信)
小泉純一郎首相は3日夜、中国で開催中のサッカー・アジアカップで、中国人観衆が日本選手などに反日感情を露骨にしている問題について「スポーツは友好の祭典だから、温かく日本選手も外国選手も迎えていただきたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は、自らの靖国神社参拝が原因の1つとの見方について「そういうことだけじゃないと思っている」とした上で、「スポーツにあまり政治的意識を持ち込まない方がいいのではないか」と現地の状況に不快感を示した。
この問題について、細田博之官房長官は同日午後の記者会見で「わが国においてこのようなことがないよう国民に呼び掛けていきたい」と述べ、冷静に対応していく考えを示した。
靖国参拝が「反日」を勢いづかせたのは間違いないわけだが。靖国神社自体はどうでもいいと思うものの、小泉首相の「個人的な信条」とやらのせいで、そうなったとすれば、どう責任を負うつもりだろうか?まぁ、それはともかく…
■さっそく自民党の保守派が「中国の反日教育のせいだ」などと息巻いており、抗議すべきだと言っている。わざわざ政治問題にしても、こういった連中の火に油を注ぐようなもんだろ。北京五輪をひかえた中国の出方を見てやろうじゃないか。
■さてやや古い記事だが…7月28日付けの産経抄
本紙の報道だと、市民たちの「反日」は江沢民時代の「愛国教育」の裏返しだという。とすればそれは愛国のはき違えだ。真の愛国は、自国を愛することで他国への尊敬の念も養うものだからだ。国旗を大事にすることが、他国のそれへの敬意につながるのと同じである。
ははは…鏡に映ったのが自分の姿だと気づかないらしい。自分たちの「愛国」はあんなのではない、あれは「はき違え」なのだそうだ。でも、「愛国」の行き着く先は同じだろ。なんか社会主義者が(失敗したのを見て)「あれは社会主義ではない」と言ってたのに似てる。
ついでに、左派をチクリ…
それにしても日本で「愛国」と聞いただけで目をむき、「偏狭なナショナリズム」を非難してきた新聞や政治家がこの件をほとんど報じず、論じないのはどうしたことだろう。
まぁ、確かにだんまりしてんだよね。だから、はっきり言ってやればいいんだよ…「偏狭なナショナリズム」って、そして、「健全なナショナリズムなんて嘘っぱちだ!」って。
■結局、「反日的ファン」が何をもたらすのかというと、日本の反中国感情を刺激しているわけだ。で、同じように、日本側の「偏狭なナショナリズム」も仲良く増長する。それとも、これって、日中関係を悪くするためのなにかの罠か?
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