投票先未決定者除きどこまで信じてよいのやら…投票率をどう設定しているのかがわからないし。
参院選の行方を、昨年の衆院選比例代表の得票数に、公示直前の本社世論調査を加味して試算した。自民党は五十二議席と目標議席を上回ったが、五十四議席を獲得した民主党に負けるという結果が出た。ただし、これは、どの政党・候補に投票するか決めていない人たちを除いて試算。最終的な結果は、意思決定していない人たちがカギを握っている。
試算では、民主党が改選三十八議席から大幅に議席数を伸ばし、自民党を上回っている。同党は昨秋の衆院選で比例代表第一党となったが、試算でも、自民党に四議席の差をつけて二十議席となった。
選挙区では、自民三十六議席、民主三十四議席でほぼ互角。二十七ある一人区では、自民が十五で、十二の民主を抑えたが、二十の複数区では民主が静岡を除く選挙区で一議席以上を得て、自民党を上回る計算になっている。
自民は北陸、東北などで民主に差をつけるが、東海・近畿の一人区が弱い傾向が出た。これまで自民の金城湯池だった九州、四国などでも民主に小差で競り負ける選挙区が相次ぐとのシミュレーション結果になった。
ただ、この試算は、例えば公明党が推薦した自民党候補については、先の衆院選比例代表での公明党票の50%を得ると仮定して計算。これを80%と設定すると公明党の票の効果が大きくなり、自民五十六、民主四十九と逆転する結果になった。
また、世論調査で29%もいた「どこに投票するか未決定」という人たちを含めずに試算したため、こうした層の投票行動によって獲得議席数は大きく変動する。
■試算の設定条件■
試算は昨年の衆院選で主要五党が各都道府県で獲得した比例代表の票数がベース。それに六月十八日から二十日に本紙が実施した全国世論調査で「昨年の衆院選で投票した政党」から「今回の参院選で投票する政党」への変動率をブロックごと算出して補正した。政党の推薦は、その党の比例代表の票の50%を加算。同一選挙区に同一政党の複数の公認候補がいる場合はその人数で票を均等割りして当落を判定した。
■「風が変わった」とする論調も目立ち、自民党に危機感があることは間違いない。小泉首相の「政権選択は衆院選」発言もそのあらわれと理解してよいだろう。
■そういえば、曽我ひとみ さん とジェンキンス さんら家族との再開はもうじきらしい。北朝鮮やインドネシアに合意を取り付けたようだ。「どこに投票するか未決定」という人にアピールする格好のプロパガンダになりそうだ。
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